箸の持ち方が少しヘンなので、『矯正箸』を使ってみる事にしました。
箸の持ち方、矯正しています。
ちょっと私の箸の持ち方、昔からヘンなクセがついたまま今日に至ってるのですよ。
まぁ、きっかけは嫁の箸の持ち方からなんですけど、私以上にちょっとクセのある持ち方をしているので、ちょっとこれは正しい持ち方に直さないとちょっとマズいのではないかと思ったのです。
それで、私が正しい箸の持ち方を…と思ったのですが、考えてもみたら私自身もちょっと自己流が入って『正しい』教え方は出来ないということに気付いたのですね。
過去にも箸の持ち方の話になった時に、何人かの人に持ち方がヘン!と指摘を受けましたし…(^^;;
さすがに間違った持ち方を人に教えるわけにはいかないので、これを機に私も正しい箸の持ち方に直そうと思ったわけです。
最近は食事のマナーや作法といった事を学べるセミナーみたいなものも多いみたいですね。
人の育ちや躾けが一番ハッキリと出る場面って、食事の席だと思うのですよね。
人の食べ方を見てて引くことも結構多いです。だからこそ自分もどうなんだろうなと思うことあるのですよね。残念ながら自分の食事の姿は見えないですから。
まずは気付いたところで箸の持ち方については直したほうがいいなと思ったわけです。
とは言っても、さすがにイキナリそういうところに行くのも…というのがあるのでとりあえず家で出来ることがないものかと思って、たまたま母親とその話になった時に『それなら矯正箸を使うといい』とのアドバイス?を。
なんだ?その矯正箸って?
ネットで『矯正箸』って打つと、なるほど出るわ出るわ…。一見普通の箸と変わらないようなものから矯正ギブスのような指を固定する輪のようなモノが付いているものまでいろいろあるモンなんですね。
明からに効果がありそうな感じがするのはこの矯正ギブスのような箸ですが、作りが安っぽいし箸がしなりそうな感じでこれでホントにモノが掴めるか疑問。箸本来の役割を果たさないのでは本末転倒だしなぁという気がしたのと、ここまでモノを使うほどヘンな持ち方をしているわけではないので、見た目は普通の箸っぽいのを選ぶことにしました。
今回購入したのがコチラ。見た目は普通の箸とそれほど変わりなし。
Amazonで買ったのですが(ちなみに禁Amazon前です)、男性大人用の長さ以外にも女性用(20.5cm)、子供用(18cm)、小学生用(16.5cm)とさらに左利き用もありあました。
よく見ると左右非対称なんですよね。親指で固定させる方と(固定箸)中指、人差し指で動かす方(作用箸)で形が違います。
作用箸のほうは下の写真のように指を添える場所が削られていてマークがついています。
包装の裏には箸の持ち方が詳しく書いてありあります。この持ち方の説明と図を見ているだけでやはり自分の持ち方とは少し違うなというのがわかります(汗)。
試しにこの説明と箸についているマークに従って持ってみます。
ちょっと手が小さい私には、このマークの位置がちょっと窮屈かな。一般の大人の男性が使う23cmの箸なので普通の大人の手の大きさに合わせているのでしょう。この辺はムリにマークに合わせないで自分の手(指)の大きさにあった感じで持つ位置をずらして使うのでいいのかなと思います。
実際にこの通りに持ってみると、作用箸より固定箸のほうに違和感を感じます。どうやら私の場合は固定箸の持ち方がおかしいのかもしれません。
ということで普段持っている持ち方に変えてみました。
なるほど…。固定箸が『固定』されていないのですね。
この持ち方でずっと今日まで来てしまったのでラクではあるんですが、グラグラ不安定な感じはずっとありました。
矯正した通りの持ち方は、慣れなくて違和感ありまくりですが、小さなモノをつまむ時も安定はしている感じです。まだ正直ぎこちない動きのが圧倒的ですが、数ヶ月も使っていれば慣れてきそうな感じはします。
実用上も普通の箸と変わらずに使えるのが確認できたので、嫁にも短いのを使って貰おうと思っています。
ちょっと問題があるとしたら、家ではこの箸を使うからいいのですが、外食をした時も箸の持ち方を意識しないといけない事ですね。先ほども昼に食事をした時につい忘れて普段の持ち方になってました。様子を見て前のクセが抜け切れないようなら、しばらくマイ箸を持ち歩くことにしたほうがいいのかなぁとも思ってます。
この先、外国人と接する機会があるのかどうかわからないですが、『和食』が世界遺産に登録されて世界中の人に日本の食文化が知れ渡ろうという時に、当の日本人が日本の文化や作法を教えることができないというのも恥ずかしい話ですからね。
それに、こういったマナーや躾けというものが、世代を超えてだんだんあやふやなモノになっている気がします。こういった事を次の世代の人達に伝えていくことは我々の役目であると思いますし、それをするにもまずは正しい事を知っておかなくてはなりませんね。