α7Ⅱにキヤノンの撒き餌レンズ EF50mm F1.8 STM を装着!
ここ1年半、使い続けていたオリンパスのE-M1に代わって、新しいパートナー?となったソニーのα7Ⅱ。
本体の変更と共に、交換レンズも本体とセットになっている28-70mmの標準ズームレンズ一本となってしまったわけですが、風景写真を主としている私にとってはこれ一本でも大きくは不自由しません。
とは言え、普段のスナップに使うのには、もう少しコンパクトさが欲しいのと、やはりレンズ自体がかなり暗い(F3.5-6.3)ので、単焦点の明るいレンズがもう一本あればいいなと。
しかし、明るい単焦点のレンズまで回せる資金を捻出はできないので(特にソニーのレンズは高い)諦めていたのですが、たまたまネット上で撒き餌レンズの記事を見て、あ!他社製のレンズにマウントアダプター噛ませて使うのもアリか!と思いついた次第。
撒き餌レンズ。。。値段の割に性能が高い、いわゆるコストパフォーマンスの高いレンズの事なのですが、主要なカメラメーカーはこの撒き餌レンズというのが必ずと言っていいほどあります。この採算を度外視!?した価格で高性能なレンズの魅力を知ってもらい、レンズ沼に引きずり込むという悪魔のようなレンズです。
ちなみにソニーもAPS-C対応の撒き餌レンズはあるのですが、フルサイズに対応した撒き餌レンズは残念ながらありません。
しかしミラーレス機であるα7シリーズはフランジバックの短さを生かして、他社製のレンズ(マウント)を使うためのアダプターが数多く出回っています。(フランジバックについてはここでは詳しいことは割愛します。興味のある方は「フランジバック レンズ」とググればネタは沢山あります。)
次にどこのレンズにしようか?と検討に入ったのですが、これは殆ど迷いはありませんでした。
今回購入したのはコチラ。キヤノン EF50mm F1.8 STM。
撒き餌レンズのロングセラーです。昨年アップデートしてさらにCPに磨きがかかったレンズです。
50mmの焦点距離に開放F値1.8という明るさはスナップやポートレートに最適。これで実売たったの1万円半ばで手に入ります。
ピントリングとフォーカススイッチのみのシンプルな構成。
さて、問題はマウントアダプター。
EFマウントに対応したマウントアダプターはサードパーティーから数多く出ていて、値段もピンキリ。
高速なAF(オートフォーカス)を売りにしたマウントアダプターなどもあるのですが、レンズとの合計すると高性能な単焦点レンズが一本買えてしまうぐらいになってしまうので、もちろんそんな高価なアダプターは手が出ないですし必要もありません。
少なくともこのレンズに関して言えば、マニュアルでピント合わせをすればいいと思っていたので、AFが動作するかは二の次。電子接点が付いていて本体側から露出設定が出来て、EXIFが取得できれば十分。
ということで、ネット上からの評判などを元に今回入手したのがコチラ。Vitrox MOUNT ADAPTER EF-NEXⅡ。
これAmazonで注文して、海外(中国)から5日ほどで送られてきたものなのですが、見ての通り埃が大量に付着しています。
塵や埃が大敵のカメラ用品。しかも電子接点のついたマウントアダプターにこの扱いとか、これが中国クオリティーなのか!
さすがにしばし呆然としたが、気を取り直して埃を取り除く。なんだか嫌な予感。
レンズ側、本体側ともに電子接点のみのシンプルな構成。補正レンズもありません。これで1万円程度。
名前の通り、キヤノンのEFマウントレンズをソニーのEマウント対応カメラ本体に装着するためのアダプター。ソニーのAPS-C機であるNEXシリーズの名前が付けられていますが、フルサイズ機のα7シリーズにも対応しています。(名前が紛らわしいから変えた方がいいと思うが)
さて、装着してみます。
α7Ⅱに装着するとなかなかバランスのいい長さにまとまりました。
マウント接合部分もカッチリしていて、グラつきの不安も全くなしです。
さてカメラ本体の電源をON。
取り敢えず触りだけですが、露出設定はなんら問題なく行えるようです。ちょっと気になるような動きがありますが暫く使って様子を見てみようと思います。
AFも一応使えるには使えますが、すぐに合焦するモノがあったと思えば、全然反応しなかったり、またはズルズルズルと笑ってしまう位遅かったりとピント合わせするモノによって随分違うような感じ。もともとMFで使おうと思っていたので気にはしていないですが、AF性能もしばらく使って検証してみようと思います。
こちらがEF50mm F1.8 STMで撮った写真。いいボケ具合です。
しばらくこれで遊んでみようと思います。
1~数か月後に改めてレポートします。