α7シリーズの非圧縮RAWをHDR合成ソフト Photomatix Pro 5(5.1.1以前)に読み込ませると、赤紫被りで表示される問題

α7シリーズの非圧縮RAWをHDR合成ソフト Photomatix Pro 5(5.1.1以前)に読み込ませると、赤紫被りで表示される問題
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α7Ⅱの非圧縮RAWを使うの、少し早すぎました。。。

 

先日、千葉県の鹿野山~九十九谷展望台に行き、夕景~星景~朝景と撮影に出掛けました。

そこで使用したカメラがα7Ⅱ。このカメラを入手した経緯等については、現在所有しているカメラやレンズの処理を一通り終えた後で改めて。。。ということで今回は割愛。

そのα7Ⅱ。手元に来たのが前日の事なので、一夜漬けで設定や操作を覚えるドタバタぶり。

その設定項目の内、RAW記録形式なのですが、αシリーズは少し前までRAWの記録形式は14bitの圧縮のみだったのですね。それが最近のファームウェアアップデートで非圧縮のRAWにも対応するようになったのです。(それ以前にRAWの圧縮というもの変な感じがしますが。。。)

初期値は圧縮になってるのですが、特に深く考えることもなく非圧縮に変えてしまったのです。

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そして撮影から帰ってきて、写真をチェックしながら、RAWで保存された星景の写真をPhotomatix Pro 5と言うHDR合成用ソフトに読み込ませてみました。

そうしたら、全体的に赤紫の色が被ったようになり何が写っているか全然分からない写真が表示された。

この時点で非圧縮RAWを読み込ませていることには気が付いておらず、もしかしたらソフトの不具合かな?と思いアップデートを確認してみると最新バージョンが5.1.1となっている。インストール済のバージョンが5.0.4なので即アップデートを実行。

すると今度はRAWを読み込んでいる途中でPhotomatixが強制終了してしまう。α7Ⅱ以外のRAWでも同じ現象となるので、一度アンインストールしてから再度インストール。

 

すると今度は正常に読み込んでくれるものの、やはりα7ⅡのRAWは赤紫被りのまま。

そこで待てよと思ったのは、それ以外のRAWは正常に読み込んでくれるので、もしかしたらPhotomatixがα7Ⅱの非圧縮RAWに未対応なだけではないか?

その場でカメラ側のRAW保存形式を圧縮に変えて一枚撮影。そして両方のRAWを読み込ませると。。。

こちらが非圧縮RAWを読み込ませた直後。見ての通り赤紫被ってしまっている。

スクリーンショット 2016-01-13 10.36.42

そしてこちらが圧縮RAWを読み込ませたもの。問題なく表示している。

スクリーンショット 2016-01-13 10.37.45

どうやら非圧縮RAWに対応していない可能性が高そうだ。

Photomatixの製品ページにはその旨の記載がないので、サポートへ直接メールにて質問をしてみることに。

 

元々海外製のソフトの日本語版なので、サポートのレスポンスはあまり期待できないかなと思ったら、半日もしないうちに回答が!

その回答によると、どうやら同様の現象がいくつか報告されていて、本国でテスト中との事。

それまでは他の現像ソフトからTIFFに変換して読み込ませることで対応して頂きたいという事。

既に英語版のベーター版(5.1.2β)があってこちらではほぼ対応済なので、日本語の正式版まで待てないようならということで紹介して貰いましたが、TIFFから読み込ませればいいので正式版まで待つことにしました。

それほどHDR使う機会多くないですし、最近はHDRどころかLightroomで現像すらロクに使ってないので。。。傾きをちょっと補正したり画像のリサイズぐらい。勿体ないですね(^^;

 

さらに、無知な私に有益な情報も教えて頂いて、実はPhotomatixを使う時無条件にRAWを読み込ませていたのですが、サポートの方曰くHDR合成の前処理、つまりRAWからの変換におけるノイズリダクションや色収差補正についてはPhotomatixからするより他の現像ソフト(Lightroomなど)処理した後のTIFFやJPGで合成処理したほうが良い結果出やすいと教えて頂きました。

Photomatixのサポート対応素晴らしいです!

と思う一方で、目立った不具合情報ぐらいはHP上に掲載してもよいのではないかな?とも思ったりで。

 

取り敢えず正式な対応版が出るまでしばらく待つとして、あまり新しい機能に脊髄反射的に飛びつくものではないですね。

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