三島 うな繁 富士の湧水にうたせた美味しいうなぎを堪能 ~ 三島・沼津日帰り旅
先週の日曜日は静岡県の三島と沼津へ日帰りで行ってきました。
沼津に住んでいる友人の所へ遊びに行ってきたのですね。いつも2~3ヶ月くらいの頻度でこっち(東京)の方に遊びに来てもらってばかりなので、たまにはこっちが行こうかなということで2ヶ月近く前から計画していました。
三島や沼津の方ってそれほど遠い距離ではないのですが意外と行かない場所なんですよね。近くを通ることは何度もあったのですが、街の中を歩いたりしたのは沼津が昨年に1回。三島については一度もないという…。
しかし三島と沼津という場所、いずれも食べ物が美味しいところで有名なのです。
沼津は言わずと知れた沼津漁港があって新鮮な魚介類が水揚げされるので、漁港の近辺にはその日に水揚げされた魚を賞味できる店が多くあります。
そして隣町の三島ですが、三島の湧水と言って富士山からの湧水が至るところで見ることができる水の町で有名な所なのです。
その美味しい湧水を使ってのうなぎや蕎麦の美味しい店が多くあり食通の間でも有名なようです。
という事で、我々一行も今回は三島と沼津の食を楽しむ日帰りの旅となりました。
昼に三島のうなぎ、そして夜は沼津港の新鮮な魚をという流れで、今回ご紹介するのが三島市内のうなぎの店。
最初は本や雑誌、そしてネットでも有名になっている『桜家』に向かったのですが、午後1時に到着(この日は東名が大渋滞で4時間近くかかってしまった…)して店の前に行ったら店の前には人・人・人!
店の人にどれくらい待つのか確認したら、2時間待ちとの返事。
渋滞に巻き込まれた上にお腹も空かしている中、さすがに2時間を待つ気力はない。ここで目的の店が入れないとわかると急に行き詰ってしまう一見の観光客の我々であるが、今回は強力な地元の友人がいるので、ちょっと街中から外れた場所にあって地元の人に人気の店に連れて行ってもらうことに。こういう時地元の人がいると頼りになります!
『桜家』は伊豆箱根鉄道の三島広小路駅の目の前で三島大社や楽寿園等のスポットへのアクセスもいいので明らかに遠方からの観光客風の人が多いですね。
うっかりその辺の雰囲気を写真に取り忘れてしまったのですが、とにかくこの三島駅から伊豆箱根鉄道の次の駅である三島広小路界隈のうなぎ屋さんの多いこと多いこと。
三島の『ざ・うなぎ横丁』というサイトがあるのですが、ここに掲載しているだけでも25店舗ほどあります。やはり交通の便のいいところや観光スポットからのアクセスがいい場所は並んで待っている店が多いですね。
随分話がそれてしまいしたが、その『桜家』がある三島広小路駅近辺から車で約5分強ほど走った街の外れにあるうなぎ屋『うな繁』に到着。事前にどの程度混んでいるか電話で確認したところ、今ならほぼ待ち時間なしで入れるとのこと。ラッキーです!(ちなみにこの『うな繁』は『ざ・うなぎ横丁』にも掲載していないお店です。)
店舗の前は少し人が居ましたが、それほど待つという感じはなさそう。駐車場はほぼ一杯でかろうじて2つほど空いてましたが、こちらの店もかなり混んでいるようです。
下の写真はちょうど店を出た時に撮ったモノなので『準備中』(昼は午後2時オーダーストップ、2時半閉店)になってますが店の外観。
店舗に入ると若干待っている人がいたので入口前の整理券を発行して待つことに。
するとものの数分で席に案内されました。
店の中はかなりのスペース、座敷とテーブル席合わせて軽く100席以上はありあそうな感じ。
二階席もあって、こちらはどうやら個室や団体向けの席のようですね。法事らしき方も大勢来ていたので。
我々は奥の座敷に案内されました。
案内されるまで少し待つぐらいだったので店内はほぼ席が埋まっていました。(ちなみに上の座敷の写真はオーダーストップ後なので誰も居ませんでした)
この日は天然モノのうなぎも入荷されていたようですが、普段うなぎ屋さんに出入りするのが1年に一回あるかないかの人間に5,000円は…。(^^;;
うなぎを使った料理でも、うな丼、うな重、まぶし丼、定食など種類が多くてどれにするか非常に迷う…。ここでもメニューを撮り忘れてしまったので、気になる方は『うな繁』のホームページを見てみてください。
結局一緒に行った4人全員、恐らく看板メニューと思われる特選うな重(3,300円)を注文。
この特選うな重は、うなぎ一匹を捌いて出してくれるらしいので他の丼や重より少々出されるまで時間がかかるようです。
天然うな重よりはリーズナブルですが、それでも私にとってはおいそれと食べれない値段。それでもせっかくうなぎを食べに三島まで来たのだから看板メニューに行きたいところです。
出来上がりに15~20分ほど掛かると書いてあったのですが、そこまで待たずに特選うな重が出てきました。
なんだかお重で見るうなぎなんて久しぶりです。すでにいい香りが漂ってきてます。
炭火でじっくり丁寧に焼かれてますね。この炭で焼きの入った色とタレの色がなんともそそられます。
それではさっそく頂きます。
いやはや、思わず言葉を失ってしまいます。
養殖うなぎですが、養殖にありがちなぐにゃぐにゃしたしまりのなさや逆ゴリゴリといった硬さは皆無。程よく肉厚でホクホクしてます。
やはり炭火で焼いたうなぎは香ばしい!それと三島の綺麗な水に打たれたうなぎとあって身が泥臭い感じがまったくなく上品な味です。
ここオリジナル?のちょっと辛めの山椒を載せて食べるとまた風味が増します。タレも甘すぎず辛すぎずちょうどいい感じ。うなぎの食感を引き立てる美味しいタレです。
そしてお吸い物は当然のごとくうなぎの肝のお吸い物。元気がでますね。(きっと)
それほど量が多くはないだろうと思ったのですが、うなぎ一匹使っている上にご飯も少し多めな感じなので、これで結構腹一杯になります。個人的にはもう少しご飯少なめでよかったな。
それにしても食べている時を思い出してみると4人とも口数が少なかったなと。じっくりうなぎの味に集中してましたね。(^^;;
この日は、三連休に加えて七五三の行事で他県からも多くの人が来ていて中心地の店はどこもかしこも混んでいる感じでしたが、少し外れたところにある地元の人がよく来るお店に来れたのはある意味ラッキーでした。
天然うなぎなどはもう最後に食べたのはいつだろう?と言うぐらい遠い昔の事ですが、機会と先立つものがあれば是非ともまたここで食べてみたいですね。
車でないと行きづらいところなので、電車で三島に来た人はタクシーを呼ぶなりして行く形になるでしょう。中心地のうなぎ屋さんが混雑して1~2時間並ぶような状況の時でも、こちらならすんなり入れる可能性が高い穴場的な店です。
昼のランチタイムは2時にオーダーストップ、2時半に一旦終了となりますので行かれる場合は営業時間に注意してください。
- うな繁ホームページ