横浜家系総本山 吉村家の直系店 末廣家に行ってきた!間違いなく吉村家直系の味であったが。。。
私は横浜に25年ほど住んでいたこともあって、「横浜家系」ラーメンが好きです。
最近は、トシのせいもあってあっさり淡麗系を好んで食べることのが多くなったのですが、ある一定の周期で無性にこってりとした家系が食べたくなる時があります。
つい最近もその周期にハマッたのですが、川崎駅界隈の行きなれた家系というものちょっと新鮮味がなく、新たな店を開拓すべく少し足を延ばしてみました。
家系ラーメン。生まれの横浜はもちろんの事、今や関東近辺で見かけない場所はないほどチェーン店化のようになっていますが、家系ラーメンと言えばその元祖は「吉村家」。
その吉村家の直系店となると実は数店舗しかないんですね。
その直系店が、どうやら東急東横線の白楽にある「六角橋」界隈にあるようなので行ってきました。
この近辺、ラーメン激戦区でもあるのですが、最近横浜方面に足が遠のいたせいか、ここに吉村家直系店がオープンしていることも知らず。。。すでに2年半が経ってるんですね。
さて、すっかり暗くなった時間の白楽駅。
ここからすぐ左に曲がり、白楽商店街を最後まで突っ切ります。
目の前の大通りのある交差点が六角橋交差点。この目の前にも2件ほどラーメン店があります。
この交差点を渡らず右折して大通りをそのまま歩いていきます。
ちょっと行くと食品館あおばの看板。そこを抜けると嗅ぎ慣れた?豚骨スープの匂いが。。。
ここが今回の目的の店、「末廣家」。
家系総本山、吉村家直系店の証。
少し待つかと思いきや、外には誰も待っていませんでした。
店舗に入るとすぐそこはカウンター。店内はかなり窮屈でカウンター後ろが人ひとり通れるぐらいのスペースしかありません。
その通路を右側奥に行き食券を購入しにいく。
店内は既に席が埋まっており、さらに食券売機には4人ほど先客が。
そして食券を購入して外へ待機。すると5分も待たないうちに店内に案内。
今回注文したのは、チャーシューメンとライス。普段はノーマルのラーメンしか頼まないのだが、この吉村家直系でしか味わえないチャーシューが好きなので、胃がもたれるだろうなぁ。。。と思いながらつい誘惑に負けて買ってしまった。
こちらが店内の様子。かなり狭いのが分かって頂けるかと。
吉村家も含めた直系店はどこもそうだが、サッと食べてサッと店を出るスタイル。
落ち着いてゆっくり食べたいという人には少し居心地が悪いだろうなぁとは思う。
外に居るときに、店員さんがあらかじめオーダーを確認しに来るので、席についてからも待たないのがこの直系店の特徴。
さっそく注文のチャーシューメンが登場。
いかん!久々の本家の流れを汲むラーメンを目の前に興奮して一枚目がピントが合っていない!
他の家系とは違う、吉村家直系の特徴は大きく2つ。
一つはこちらのスープ。
他の家系はスープの色がもう少し白っぽいんですが、ココのはより醤油の色に近いのですね。直系だけが使ってるオリジナルの「たまり醤油」ダレが特徴で、醤油のパンチの効いた味が特徴。
一口飲んでみると。。。あ~キタキタ!コレコレ!まぎれもない吉村家の醤油ベースの効いた味。
ただ。。。ちょっと醤油の主張が強すぎるかな??
気のせいか豚骨の風味が醤油に押されて消えてしまっているような。。。むむむ。
取り敢えずスープは置いて、お次はもう一つの特徴であるチャーシュー。
家系に限らずラーメン屋では珍しい燻製チャーシュー。よく煮込んだ柔らかいチャーシューの食感とは違い、それなりに歯ごたえがあってそして実に香ばしい!本家のチャーシューより一回り大きく、食べ応えがあります。
スープに浸したこのチャーシューにライスを一緒に掻き込むのが最高~!!
麺はお馴染みの、黄色がかったやや太めの縮れ麺。いつも通り麺の固さは固めで注文。
家系は基本、麺の固さ、スープの味の濃さ、スープの油の量の好みを選べます。
この麺とトッピングの海苔をスープに浸しながら食べると麺がさらにスープに絡みあって旨さが増します。
さすが、本家の味をしっかり引き継がれてますが、スープに関してはもう少し豚骨の風味があった方がいいなぁとは思いました。そういえばスープの色も肉の細かい繊維とかが本家や他の直系店は浮いているのが見えたのですが、ここのスープは全然浮いてないんですよね。
動物臭さをできるだけ除いて、洗練されたスープにしたとも取れるのですが、あの動物臭さが良さでもあったので。。。この辺は好みの問題で、ここが美味しいことには変わりはなしです。
ここを食べたら、久々に本家の方にも行ってみたくなった(笑)
- 店舗情報