熊本直送馬肉専門店 馬心 ~うまごごろ~ 初めての馬肉料理を体験!
私は生まれてから45年近く、馬肉料理というのを食べたことがありません。
正確には、どこかの店に入ってメニューの一つが馬肉料理であったり、料理のコースの中に一品にあったりで食したころはあるが(だいい馬刺し系)、いわゆる牛、豚、鶏を扱っているようなのと同じ形での馬肉料理というのはないです。
昨日、友人達が集まる場があってそこで幹事役がチョイスした店が、なんと新宿にある馬肉料理。なんともマニアックなところにしたなと思ったが、先程も言ったとおり45年近くにして初と言ってもいい経験ができるので、楽しみに向かいました。
店がある新宿歌舞伎町についたのは七時をちょっと回ったところ。仕事や諸々の関係で開始時間の7時をちょっと過ぎての到着となった。
新宿へはだいたい月1~2ぐらいで顔を出すのだが、しばらく歌舞伎町のほうには行ってなかった。いつの間にかコマ劇場跡地にこんな高層ビルが建設中だったは…
このコマ劇場跡地に差し掛かる手前で左手に入っていったところに、今回行った馬肉料理専門店『熊本直送馬肉専門店 馬心(まごころ)』があります。
こんな歌舞伎町の雑居ビルの中に馬肉料理の店というのはなんともアンマッチな感じが。まだ、オープンしてから9ヶ月程度の店らしい、よく見つけてきたものだ。
ここの馬肉は、熊本県産直送の馬肉を中心とした馬肉料理が食べられるのがウリのお店。馬肉だけでなく、お隣の県にある宮崎県霧島産の鶏料理ももう一つの看板料理だ。
熊本県産なんでクマモンがさりげなく登場(笑)
4Fにあるお店はこじんまりとした感じが最初したのだが、奥のほうに案内された掘りごたつの席やロフト座敷は広々としてくつろげる空間。
我々の席はロフト座敷席。そこから反対側のロフト座敷と下の階の掘りごたつ席を撮ったのが上の写真。我々9人だけで片方のロフト座敷全てを占有したのだが12、3人ぐらいは入れそうな空間だったのでゆったりだった。
お通しは、馬のタンの燻製。さすが本格的な馬肉料理の店だけあってお通しも拘っている。塩気が程よく効いていてついお酒が欲しくなる。
続いて桜ユッケ。濃厚たまごと馬肉のあっさりした食感が良く合って美味しい!私は牛のユッケよりこっちのが好みかも。
これは霧島鶏の明太子焼き。見るからに美味しそう!
あっさりしたささみの部分なので、明太子の味に負けてしまうのかと思ったけど、これは絶妙の組み合わせ。こんな新しい食べ方もあるんだなと。
ちょっと寝不足で体調が余り良くないので、日本酒は控えようと思ったんですが、出された料理が料理なだけに飲まずに居られません。軽く頂きました。
日本酒や九州の焼酎。サワー、カクテルなど飲み物もかなり豊富。
看板メニューとも言っていい、馬刺し5点盛り。手前から奥へ確か、ヒレ・バラ・ラムイチ(モモの一部)・フタエゴ(バラの希少部位)・そして白いのがコウネとう馬のたてがみの下の脂の部分。
コウネは脂ギトギトなのかと恐る恐る食べたが、あっさりとして臭みがなく上品な味。化粧品やシャンプーとかに使われている脂はこの部位の脂らしいですね。
タレは2つ用意されていて、甘めの醤油にお好みでにんにくやしょうがを入れたものと、ごま塩のタレ。
他の肉もそれぞれ特徴があって、フタエゴはコレコレとした独特の食感。ラムイチは柔らかくあっさり上品。ヒレは肉らしい濃厚な味わい。
いずれにしても、牛肉に較べると油が少なくあっさり目。肉に臭みがまったくなく、しょうがやにんにくを入れなくても甘めの醤油やごま塩ダレだけで食べられるほど新鮮です。
そして、次は馬肉のたたき。またもピンボケやってしまった。これはお酒が進む。
これは珍しい、馬肉のメンチカツ。アッサリ目かと思いきや意外とジューシー。これはご飯が欲しくなります。
鶏に較べると幾分大味かなと思いますが、これはこれで美味しい。
そして私は苦手なのだが、いまや牛肉では食べられなくなったレバの刺身。ゴマ塩油のタレに漬けられて出されます。
とりあえず何事も経験ということで、頂きましたよ。
…あの牛のレバ独特の臭みは全然なかったです。食べ終わりの最後のほうでんんっ!て思ったぐらいで大丈夫でしたね。
ただ私はレバはあまり美味しいとは思わないので、これで十分でした(笑)
ハツ(心臓)も頂きました。コリコリとした食感で臭みもないのでレバーよりはこっちのが好みですね。
馬肉はしょうゆよりもごま塩油のタレのが合ってる感じがします。
結構いろんな料理を食べたがどれもあっさりしているので、胃にもたれた感じがないのがよかった。
まとめ
このところ引き篭もっていたのもあって、久々に大勢の飲み。しかも気を遣うことのないメンバーと楽しく過ごせてつい長居をしてしまった。
ロフト座敷があったり、他のお客さんとの席の間隔も十分確保してあるので、くつろぎながら食事やお酒が楽しめるいい店だなと思いました。
何よりも、普段食べることのない馬肉料理を普通の居酒屋感覚で入れる店があるんだな、というのは新たな発見。
なんとなく普段馴染みが無い食材なので敷居が高いイメージを持っていたが、値段的なものを含めて牛肉や鶏肉料理と同じ感覚で楽しむことができます。
まだ開店して間もないのもあるのか、馬肉料理の認知度自体が低いせいなのか、たまたまお盆中だからなのかはわからないが、座敷の人も半分ぐらいの入り。なんにしても知られていないとしたら勿体無い話だなと。(食べログにも評価らしい評価も載ってないので、やはり認知されてないのかな)
今回紹介した以外にも、今回口にしなかった寿司や桜鍋、焼肉といった料理もあり、もう一つの看板である霧島鶏の料理・サイドメニューも豊富なので、またそれらを食しに訪れたいと思う。
馬肉料理を食べてみたいと思ってるけどなんとなく敷居高そうだなと思っている人や、最近飲み会の料理もマンネリで普段と違ったものを食べて見たいなと考えている幹事役の方、肉食べたいけど焼肉とかだと胃がもたれてちょっと…という方。一度足を運んでみてはいかかでしょうか?オススメですよ!
九州酒場 馬心
ジャンル:新宿 個室 九州酒場
アクセス:JR新宿駅 徒歩5分
住所:〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1-17-7 リカム3ビル4F(地図)
姉妹店:熊本直送馬肉と宮崎産霧島鶏 さくら屋
周辺のお店:ぐるなび 新宿の居酒屋
情報掲載日:2014年8月15日