4/9 Windows8.1 Update リリース 操作性の向上だけでなくパフォーマンスも改善されてるようだ
もう既にアップデートを適用した人も多いのではないかと思いますが、4月9日にWindows8.1 Updateがリリースされました。
私も遅ればせながら一昨日の夜に、アップデートをしてみたのでその辺りにちょっと触れて見たいと思います。
Windows8.1から、更新プログラムの確認をしてみると「重要」な更新プログラムに表示されています。
リリース時点では自動更新の対象には入っていなかったようですが、今はどうなんでしょうね?
私は、直接確認しにいったのでその辺がわからなかったですが、リリースしてから日にちも経ってますし自動更新で適用されるようになってるかもしれません。
アップデートの仕方は、今までの更新と変わることはないですが、64ビット版で887メガとサイズがかなり大きめです。
モバイル経由ではやらないほうがいいでしょう。
当然のことながら、インストールが終わると再起動を促されるので、再起動します。
再起動後のデスクトップ。
見た目に変化はないですが、タスクバーのところに「ストアアプリ」のアイコンがピン止めされている。
必要なければピン止めを外して消すことは出来ます。
左下ウィンドウアイコンを右クリックすると、シャットダウンやコントロールパネルを開くメニューが出てくるのも変わらず。
実は、Windows8.1の今後のアップデートで、Windows7まで存在した「スタートメニュー」が復活するとアナウンスされていたので、今回のアップデートで復活するのかとひそかに期待していたのですが、ウィンドウのアイコンをマウスの左ボタンをクリックすると…
残念!今までどおりメトロUIのスタート画面が・・・
ただ以前と違うのが、右上に「電源」と「検索」マークのアイコンが追加されています。
これで、いちいち右端にカーソルを寄せて、チャームを表示させてから「電源」のアイコンをクリックするなんてまどろっこしいことをせずに済みます。
(どのみち、デスクトップメニューの右クリックでシャットダウンさせるので使うことはめったにないですが)
知っている人なら面倒だけで済みますが、初めて使う人はチャームの出し方など知らずどうやって終わらせていいかわからず途方にくれる人も多かったので、これで少しは分かりやすくなったでしょう。
もう一つは新規に作られたユーザがログインした時に限定のようですが、左下のボタンに、「PC」「PC設定」「ドキュメント」「ピクチャー」のボタンが表示されるようになりました。
よく使うものなので、わかりやすい所にピン止めしているのはいいと思います。
さらに、今までの8及び8.1はこのメトロUI上でマウスを右クリックしてもいつもの右メニューは出てこなく、画面下部(通常タスクバーが表示されているあたり)に横並びにメニューが表示される形でこれが使いにくかったのですが。
右クリックすると、今まで通り右クリックメニュー(コンテキストメニュー)が表示されるようになったのです。
マウス操作でのメトロアプリの操作性も向上しています。
今までは一度メトロアプリを立ち上げると、閉じるの「×」マークも出ないし、スタートメニューも出ないのでかなり操作に戸惑いましたが、今回のアップデートでマウスを画面上下に持っていくと、ウィンドウメニューやタスクバーが表示されるようになりました。
こんな感じで、タッチパネルが使えないデスクトップユーザー向けに、マウスでの操作感がかなり向上しています。
メトロメニューの全体表示のほうも、以前はぱっと見どこに何があるのか分かりにくくて、いつも使う機能を探してイライラさせられてましたが、以前より若干見やすくなったような気がします。
見た目や操作感はこんな感じなのですが、インストールして実際使っていて随分良くなったなと思ったのが全体的なパフォーマンスの向上。
この8.1をインストールしているPC、4年前に買ったCore i3 530のCPUと4GBのメモリを搭載したPC。
同じCore i3でも現行の第4世代とは別物の非力なCPUです。
さらに、この非力なPCにHyper-Vという仮想マシン環境を構築して、そちらでWindowsServer 2003を同時に動作させているので、とてつもなく遅い。
HDDのランプは何故か点灯(点滅ではない)しっぱなし。メモリの使用量は空き容量に少し余裕があるのでスワップするほど圧迫しているわけではないのに…
調子の悪い時はブラウザを起動してから表示するまで2~3分かかったり、WindowsServer 2003に入っているサーバソフトがタイムアウト起こしたりと、まともに使い物になるレベルではなかったのですが、このWindows8.1 Updateを適用してから快適!とまではいかないまでも、遅すぎてフリーズのような感じになったりすることはなくなりました。
どうやらタブレットPCの製造メーカーからの要請で、今回のアップデートからWindows8.1の動作要件のハードルが引き下げられたらしいです。
AndroidのタブレットPCに比べるとハードウェア要件が高すぎて、このままでは対抗できないとうことなのでしょう。
ハードウェア要件が下げられたということは、OS本体がコンパクトかつ高速に動作するよう最適化された可能性が高いと思います。
アップデート前より快適に動作するように感じたのは、たまたま私のPCが4年前のスペックの低いPCを使ったからでしょうね。
現行のPCでは恐らく体感できないかもしれないです。
最近2回に1回は大コケするマイクロソフトのメジャーバージョンアップですが(前回のハズレはWindows Vista)、さすがにXpのサポート終了後のWindows離れを警戒してかマイクロソフトも「8」に関してはかなりてこ入れしてますね。
(もともとタブレットPCのUIとマウス操作が基本のデスクトップUIの2つを持つこと自体が無謀だと思うのだが…)
あとはスタートメニューの復活を待つだけです(^^)