サーバ専用機をデスクトップPCとして活用するのは意外と面倒。~ 前編
自宅のデスクトップPCを「新型」に置き換えました。
わざわざカッコで括ったのは、新型ではあるけど新品とかではないから。
実はここ一年ぐらい使わずに放置していたサーバ専用機(富士通製)を新たにデスクトップPCとして活躍をしてもらう事に。
この富士通PRIMAGY TX100 S3。見ての通りナリはエントリーサーバ機ですがXeon E31220 V2を搭載していて、普通に使う分には十分過ぎる性能。
きっかけは、今まで使っていたデスクトップPC(ドスパラ製)のパフォーマンスやリソースが限界になってきたこと。何せもう6年前に購入したCore i3の初期型なんで。。。
仕事で使うモノやら入れて使っていたらだんだん重くなってきて、こちらもメインで使うのはやめてMacbook Airに仮想Windows環境を構築してそちらをメインにして動かしてました。そっちのが全然快適に使えるので。
ところが、そのMacBookも写真の現像や管理で使ったりもしているので、こちらもパフォーマンスやリソースが厳しくなり、写真の管理は別に分けたほうがよいと判断。
別にモバイルである必要性はないし、Macbookの小さなモニターでは見ずらいとうこともあり、写真の管理と現像はデスクトップにしようと決めたものの、今のドスパラPCではまともに使えないし、かといって新たにPCを買うとというのも先立つものが。。。
そこで思いついたのが、ここ一年ぐらい眠っていたこのサーバ専用機に第二の人生?を歩んでもらおうという考え。
もともとWindows ServerやLinuxといったサーバOS用の機種のためWindows10や8等のデスクトップ用OSは動作保証外ではあるが、システム構成的には問題なく動作するハズ。
もともとこのサーバ専用機、ほぼ使わなくなって今後もこのまま隅で埃を被るような可能性が高くなってきたので買取をしてもらおうかと見積もりをお願いしたが、諭吉一枚程度にしかならないことが分かり売却するのもどうしようかと困っていたところだったので、デスクトップ機として動いてくれればそれに越したことはない。
サーバ専用機でありながらエントリー機であるので、ファンの音も比較的静かでデスクトップ機として使うにはなんら支障はない。
ということで、セットアップに着手。
まずは手元にあるWindows8.1のセットアップを開始。
BIOSを起動してまずSATAモードをRAIDモードからAHCIモードに変更。
問題なくセットアップを開始したが、ディスクの区画を割り当てるときにRAIDを解除したにも関わらずもう一つのHDDが見えない。
おかしいなと思いながらもそのままセットアップを続行。Windows7はあっさりとインストール完了。
ところがWindowsから「ディスクの管理」でディスク構成を見てみると、やはりHDDは一台しか見えない。
その問題はすぐにわかって、BIOSの方でなく別のRAIDユーティリティーからRAIDの構成を変更しなければならいだけの事。考えても見れば当然の話だ。
RAIDを無効にしたのは良いが、残念ながら再度セットアップからやり直し。今度は2台のディスク(1TB)を認識した。
2回目のWindows8.1のインストールも問題なく完了。
とは言っても実はその間にも大きな問題が発生していてそれは画面解像度の問題。
ディスプレイの解像度を変えようとしたら、1920×1080の解像度に変更できない。いやそれどころかみな1280×1024とか1024×768などの4:3のアスペクト比の解像度しか変更ができない。
それもそのはずで搭載しているグラフィックチップがATI ES 1000というチップで16:9のアスペクト比には対応していないのだ。今時こんなチップがあるのかと思ったがサーバOSに16:9で表示する必要性は確かにないからねぇ。。。
ただデスクトップPCとして使うにはワイド画面で使えない事にはお話にならないので、急遽グラフィックボード(PALit GEFORCE GT 720)を追加で購入。3Dゲームをやるわけではないので、この位のエントリーモデルで十分。
PCI Expressスロットに装着。そしてドライバーをインストールしてようやく1920×1080のワイド表示までこぎ着ける。
他の事をやりながらの合間合間での作業なのでここまでで2日ほどかかってしまった。
結局最終的に稼働にこぎつけるまでにまる5日を要するとはこの時点では思ってもみなかった。
ダラダラ長くなりそうなので、続きは次回。