フリーランスになって6年半。今が自分の中で転換期を迎えているのかもしれない。

フリーランスになって6年半。今が自分の中で転換期を迎えているのかもしれない。

約16年半続けていたサラリーマンを辞めてフリーランスとして働き出してからもう少しで6年半程になる。

 

個人事業からスタートして、諸事情があって12月という中途半端な時期に法人を設立してからも既に4年を過ぎた。

いずれも一人起業、一人会社とは言え、何とかここまでやってこれたのは、周りの大きな支援もあったりでとても運に恵まれていたと思う。

 

それと同時に、フリーランスとなって法人化したあたりだろうか。この頃から果たしてこのままでいいのだろうか?という思いや不安が常に頭の中から離れなかった。

と言うのも、フリーとなったとは言え、やっている仕事や取引先は殆どサラリーマン時代から引き継がせて頂いたものばかり。私の業務は主に企業様向けの業務を支援するシステムの開発(構築)請負とリリース後の保守サービスの請負。そしてITの活用についての相談業務が全体の9割を占めるといってよい。

 

長年お付き合いのある取引先ばかりとあって、こちらの仕事振りを信頼して頂いており、そういった意味ではとても仕事のしやすい環境に恵まれていたのであるが、逆にその今の現状に甘んじててよいものだろうか?という気持ちは常に抱いていた。

そう思いながらも、じゃあこれからどうする?と考えた時にこれといった事も思い浮かばないまま、現状に流されて月日ばかりが経っていった。

 

その取引先との関係は良好とは言っても、いつまでもこの状態が続くわけではない。事実、起業した頃からの受注や売上は年を追うごとに少しずつ減ってきており、当初から懸念していた事が少しずつ現実となってきている。

リーマンショック後から景気が立ち直ったとは言え、自分の周りには今に至るまでその実感は正直余りない。

今まで取引をさせて頂いている企業さんも、どこも大変である。そちらの方を当てにしているような状況ではないし、この先もそれを当てにすべきではない。

それと企業(組織)を相手にしている以上、その取引先の方針転換は常に付きまとう。いくら直接懇意にして頂いている現場や部署の方にご贔屓にして頂いても、組織全体の枠組みの中で大きな転換があればそれは無力に近い。

 

ではどうしたら?誰もが思い付く話としては、取引先の枠を増やしていくこと。

今の私がすぐにでも収益化できる仕事はIT系エンジニアの業務しかない。これから生き残っていくため、収益を上げつつリスクも分散するには、まずはそれをやるのが一番手っ取り早い近道だ。

ただ。。。それは今頃思いついた話ではなく数年前から動き出そうとしていることなのだが、何故かそれをやろうとしてもなかなか体が思うように動かない。

 

今、この追い込まれつつある状況の中でなんでなのだろう?と悶々とした気持ちのまま時間ばかりが過ぎていったのだが、ようやくここにきてその悶々したモノの正体がわかった。

いや、正確なところを言うと以前から分かっていたのだが、それを認めたくない自分がいたと言った方が正解かもしれない。

 

誤解を恐れずに言わせて頂くと、その正体というのは「自分が思って(思い込んでいる)いるほどこの仕事が好きではない」と言う事だった。

まだ、コンピューターが今ほど誰もが使うような時代でなかった頃からパソコンに触れる機会があり、半ば興味本位でこの仕事に就き、山あり谷ありながらも大した取り柄もない私が唯一持ち味を発揮できる仕事がこのITエンジニアの仕事だった。

ストレングスファインダーにもその傾向が出ているように、学習欲、収集欲、達成欲が強い傾向の私は一度ハマり出すと、さらに高みを目指そうといろんなモノを吸収していく。挫折感を味わうことも少なからずあったが、それを乗り越えてまた一つ積み重ねていきレベルアップしていくことの達成感とやりがいを感じていた。

なんだかんだ、この仕事が自分に合っていて好きなんだろうなと。

 

ところが、そういった気持ちの変化が、今から思い出してみるとフリーランスになってしばらくしてからだと思うが、以前のような意欲やモチベーションがなくなってしまっていた。

その意欲がなくなっていた大きな理由は、恐らく組織の世界から離れてフリーランスになってからの心境の変化が大きいように思う。

詳しい事はここでは触れないが、もともとフリーランスという立場になること自体を望んでなったというわけではなかったので、恐らく自分が会社の組織の一員としての枠組みを外れて、フリーランス。。。つまり木村個人としてこの先どうするか?をふと考えた時、「いったい俺は何のためにこの仕事をしてるんだろう?」と。

 

今までは極端な話、組織の中で役目を果たし、それを評価されればよくそれが自分のモチベーションになっていたのだと思う。例え自分(達)がユーザー企業から依頼されて構築したシステムが結果的に動こうと動くまいと依頼された役目を果たしてその結果ユーザ企業から対価を払われればそれでよかった。若いころはそういう仕事に納得いかないものも感じていたのだが、実際のところ自分達の力ではどうにも及ばない世界もある。という事で、いつの間にかそういう気持ちは常に抱きつつも、それは片隅に置いて考えないようにしてきた。少なくともサラリーマンの時はそれでよかった。

 

ところがフリーとなり、木村個人で仕事をするようになった時に、自分の存在価値ってなんなんだろう?とふと考えるようになった。

今まで組織の枠組みの中での評価や価値がなくなってしまって、自分ならではの価値を考えた時に、なるほど今やっていることはあくまで、サラリーマン時代に培ってきた関係から繋がってるものであって決して私個人の価値を示しているわけでないということ。

それと同時に、今まで天職。。。とは思わないまでも自分にとってそれに近いものなんだろうというITエンジニアの仕事は、好きと言うよりか今まで組織の枠の中で自分の存在価値を示したいものだけでしかないことに気付いてしまった。

 

そう、もちろんエンジニア業は嫌いではないのだが、実際のところそんなに好きではなかったということ。そのことが自分の中に決定的になったのが、昨年末から友人のコーチからコーチングを受けていた時に気付いた。もう20年以上も続けていた仕事だけにショックも大きかったが、それとと同時に長い間抱えていた正体不明のもやもやした気持ちが晴れた瞬間でもあった。

 

もちろん現在もこの先もしばらく、個人として生きていくための仕事してやっていくことは間違いのないものではあるけれど、では一生続けていきたい仕事かと聞かれると言葉に詰まってしまうだろう。

好きとか嫌いとかはともかく、今自分が出来る事や武器で日々生きていくため収入を得ることは必要なことだ。ただ組織という枠を外れて何の後ろ盾もない個人が生きていくためには、ただ生活だけのためにその仕事を続けていくのは、モチベーションを初めとしてさまざまな意味で難しいと感じている。

自分にとってITエンジニアの仕事は、嫌いではないが、今すぐ自分の収入を得られる手段以上のモノでは既になくなってしまっているのだ。

それに個人で仕事をしている以上、それだけに特化した収入しか得られないというのはとてもハイリスクだ。

 

ではどうしたいのか?と考えた時に、やはり自分は今の仕事以外で好きな事や情熱を注げる事を通して、人に何らかの形で提供して、生きていくための収入を得るという生き方をしていきたいと思う。

もちろん言葉にするのは簡単だが、実際にそう簡単でないことは分かっている。

それに今までやったことがない新たなチャレンジは、やはり不安いっぱいであり、なかなか思うように体が動いてくれないかもしれない。

さらに、これを読んでいる人達の中には、お前如きに一体何が出来ると笑う人もきっといることだろう。

 

しかしこの先少なくとも、フリーランスとして生きていくのであれば向こう20年以上は仕事を続けていくことになる。個人には定年はない。そのまま順調に日本男性の平均寿命まで生き続けるのであればまだまだ先は長い。

それであれば、一度しかない残りの人生、自分の好きな事ワクワクするような事をやって、そういった世界を一人でも多くの人に知って貰ったり体験した貰ったりして、お互いが幸せになれるような事をしていけるようにしたいというのが今の自分の望みなんだろうなと思う。

 

そのまま思いつくままに書いてしまったので、何が言いたいのかわからないモノになってしまったが、自分の今の心境として残しておこうと思う。

 

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