テレビを見なくなってよかった事、思わぬデメリットを振り返る。

テレビを見なくなってよかった事、思わぬデメリットを振り返る。
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我が家のリビングにある38インチのテレビは一日を通してスイッチが入らない日も珍しくはない。

2年ぐらい前から徐々にテレビ離れはしていたのだがここ一年ぐらいの間でパッタリと見なくなった。

うちの嫁もテレビを見ないのかというとそういうわけないのだが、テレビを見るときはだいたい自分の部屋に篭もって見ている。

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たまに朝の報道番組(といってもあれはほとんど娯楽番組だが)の時間帯に数十分とか、夕食時間前後にたまについているとかそんな程度。ほとんどの時間、リビングは静かな空間だ。

テレビを見なくなった理由は、いろいろとやる事が増えてテレビを見ている時間がなくなったということなのだが、そもそもテレビを見ているという行為が貴重な時間を浪費しているなと感じてもったいないと思うようになったのが一番大きいと思う。

ここ一年の大きな変化は、残りの人生を自分が望む人生、なりたい自分というところにフォーカスを当てて毎日を過ごすようになってから、時間軸というのが最も変わったところかもしれない。特に最近、死へのカウントダウンを意識するようになってからよりその傾向が強くなったような気がする。

もちろんテレビが悪いというわけではなく、テレビを見ることが好きな人を否定するつもりもない。私もまったくテレビを見ないかというとそうではなく、たとえばサッカーの日本代表の試合は見ることが多い。見たいから見ているのであって、テレビそのものを拒否しているわけではないのだ。

結局のところテレビそのものがというのではなく、テレビに対する向き合い方の問題だ。

そもそもテレビをつけていると何が悪いか?例えば家に帰って別に見たいものがあるわけでもなくテレビをつけて、そのままさして見たくもない番組をダラダラ見てという、何となく無意味に時間を過ごしてしまう習慣に問題があるのだ。

だいたいこのような生活をしていると少なくとも日に3~4時間は大した目的もなくテレビにかじりついていることになる。

私もこのようにエラそうな事を書いているが、ほんの数年前までそのダラダラとテレビを見て過ごしていた人間だ。

だが、こうして振り返ってみてその3~4時間という時間で何か自分にとってプラスになることがあったのかというとほぼ何もない。せいぜい職場やプライベートで世間的な話としてあの番組見た?とかどうだった?話してたまにちょっと盛り上がる程度でそれでオシマイだったなと。

この毎日3~4時間という時間を自分のやりたいことや価値を感じることに使ったほうが毎日が有意義だし、この一日の過ごし方が1年2年…5年…10年とやってきた時にとてつもなく大きな差になってくると思う。

私の場合は、このテレビを見るのに費やしていた時間の半分以上はブログの執筆に使ってる。

ブログもアメブロから始めてまだ10ヶ月程度だし、アクセス数も大したことがない超弱小ブログであるが(笑)このブログをきっかけにさまざまな素晴らしい出会いや刺激があり、なんとなくモヤモヤとして過ごしていた毎日から抜け出して充実した毎日を送ることができ、この先の人生に道筋みたいなものが見え始めてきたのを実感できているのはとても大きい。

テレビを見なくて世間の話題についてこれなくて困らないのか?と思うかもしれないが、時事的な話はネットならテレビとは比較にならないくらいの情報量と情報の速さがあるのでまったく困らない。せいぜいドラマやバラエティーで話に乗れないぐらいだが、今までそれで困ったことは殆どといっていいくらいない。
まぁ嫁に「つまらない人間だ」とバカにされるぐらいか(笑)

 

こうしてテレビを見るのをやめて、いろいろといい方向に向かっているのであるが、唯一これはある意味テレビを見てた時のほうがよかったなぁ~と思うことが、最近になって気づいたことがある。

それは、テレビをつけなくなったことによって耳が物音に敏感になってしまったことだ。

我が家のマンションのちょうど一つ上の階は、小さな子供が住んでいて朝から夜遅くまでボールを床や壁にたたきつける音やら飛び跳ねたり走ったりの音がかなり響く。

その騒音がさらに下の階まで響くようで、ここ半年で覚えのないクレームを2度ほど受けた。そんなこともあって音には必要以上に神経質になってしまったのもあるのだが、外にいても大きな物音やカフェで大きな話し声がイライラの原因になっている。

家でも外でもあまり音が気になると、耳栓をするようにしているのだが、なんでここまで音が気になるのだろうというのが自分でもわからなかった。

そんなある日、相変わらず上からはドン!ドン!と音がしていたのだが、たぶんワールドカップ関連の特番を見ているときだったろうか!?その日はなんとなくテレビをつけたままにしていると、確かに上からは音が聞こえるのだがいつものようにカンに触るような音ではないことに気づいた。

そのことを近くに住んでいる母親に話をしたら、母親と一緒に住んでいた時期の2年以上前からドン!ドン!の音は気になっていたことを初めて聞いたのだ。つまりテレビを見るのをやめる前の私はその上からの音すら全然気づいていなかったと言う…

テレビのない静かな生活に慣れてしまうのも意外なところで盲点があったなと…もう少し音に鈍感になりたいという今日この頃。

 

人間とはまったく勝手な生き物だなと思う(^_^;

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