課税のタイミングは『納車時』 消費税増税前に駆け込みで自動車を購入する場合に注意すべきこと。
消費税増税まで残り1ヶ月半となって、自動車の駆け込み需要が熱を帯びていきてますね。
自動車ディーラーもちょうどタイミング的に決算期を控えていて、あの手この手で新規に購入する人や買い替えのお客を呼び込もうと必死のようです。
さすがに分母が大きい買い物なので、3%の違いはバカにならない。
フィットとかデミオなどコンパクトカーと呼ばれるクラスでも、ちょっとオプションとか付けたりすると軽く200万近くイキますからねー。
そうなると消費税も5万~6万と、大き目のオプションが着けられるぐらい変わってくるので、この差はかなり大きいですよね。
クラウンあたりになると、それこそ15万とか20万ぐらい…そのヘンのクラスを買う人達はあまり気にしない額なのかもしれんですが(笑)
というわけで3月31日までに購入したいと考えている人達も多いと思うのですが、この消費税が5%になるか8%になるかのタイミングで誤解している人も多いようです。
消費税5%が適用されるのは、「3月31日までに納車」された場合です。
ここでいう「納車」とは正確には、購入した車が陸運局に登録されてナンバーが発行された日。
なんです。
実際に「契約」を済ませて、手付金を支払うなり自動車ローンの承認が下りるなりした段階の税率が適用されるわけではありません。
ですので、3月中に契約を済ませても、工場での生産が間に合わずにナンバーの取得が4月1日以降になってしまうと、残念ながら8%の適用となってしまいます。
この辺の話はディーラーからも説明があるとは思いますが、事前に知っておいたほうが作戦も立てやすいでしょう。
特に検討している車種が複数あって、決定力として金額面の割合が大きいものは、納車時期も余裕があって同クラスの人気車種に押されているような車種などは狙い目でしょう。
ちなみにフィットHVなど、ハイブリット系の人気車種はすでに3月末登録は難しいようです。
ただ、8%増税後の自動車取得税を段階的に下げる事や、10%増税時には廃止の話も出ていますので、そうすると消費税増税分を結果的に「ほぼ」吸収する形になるので、果たしてこのタイミングで飛びつくのがいいのか判断が難しいとこではあります。
先程も言ったように、ちょうど決算期とぶつかっているタイミングであって各販社とも売りまくりたい時でしょうから、あまり人気のない車種は思わぬ値引きが引き出せるという意味では買いだと思います。
自分も昨年末に諸事情で愛車のデミオ(スポルト)を手放したんですが、次の消費税10%になる前までにはまたマイカー持ちたいなと思ってます。
ちなみに、車を所有(しかも一定のサイクルで売ったり、乗り換えたり)するのであれば新車より中古のが断然おトクです!