iPad miniを持ってお風呂で読書 ELECOM製7インチ防水ケースTB-01WPSBKを試す
私は昔から本を読むのが大好きで、ほぼ毎日のように読書をしている感覚なのですが、今年に入ってから実行記録を取るようにして意識して読書をする習慣に取り組んでいます。
今のところ(とはいってもまだ1ヶ月ですが)継続に成功していますが、継続できている大きな要因はお風呂場という「すきま時間」を活用しているからだと思います。
私はかなりの長風呂なので(笑)その間読書に使うにはうってつけなのですが、紙の本はどうしても濡れたり、湯船に落としたり、湿気でしわしわになったり最悪切れてしまったりするので、お風呂場に持っていくのは未だに抵抗感があります。
しかし今は、紙の本も電子書籍化されるようになって、スマートフォンやタブレットPCでも読めるようなタイトルが随分増えてきました。
とは言え、媒体が紙から電子機器に変わっただけで紙のようなリスクはスマートフォンやタブレットPCにも付いてまわります。
紙のように、しわしわになったり千切れたりすることはないですが、防水性のない筐体では濡れたり水没したりしたらお亡くなりになりますし、たとえ濡れなくとも湿った空気が結露しやすいお風呂場では、置いておくだけで機器の故障のリスクは非常に高いでしょう。
私も何度かむき出しのiPad miniを持ってお風呂場で読書を試みたのですが、誤って湯船に落としたりしないかヒヤヒヤしますし、表面結露しまくりなので防水対応でないiPad miniでは内部に入った空気が結露する可能性も捨てきれないので、さすがにすぐにやめました。
手っ取り早いところで、ジップロックにiPad miniを入れて読書をしましたが、むき出しよりはマシというものの、
- 多少なりともジップロック内部に残った空気が結露する
- 隙間がどうしてもできてしまうのでタッチパネルの反応が悪い
- 完全防水ではなく、ジップの強度もそれほどではないので万が一落とした時が不安
なので、これを機に防水対応のケースを買うことに決めました。
ipad mini対応のケースは少ない!?
さっそく情報収集したところ、AppBankさんの記事で紹介されている「DRiPRO iPad 用スタンド付き防水ケース」が実にイイ感じ! DRiPRO iPad 用スタンド付き防水ケース: 「お風呂で海でiPadが使い倒せる!」念願かなったぞ! – たのしいiPhone! AppBank
ところが、残念なことにiPad mini用のは無いようです。 LIFEPROOFの「LIFEPROOF fre for iPad mini case」もかなり評判が良さそうでしたが、いかんせん1万2千円前後と5千円程度で済ませたかった私としてはかなり予算オーバー! iPad miniを風呂蓋の上において置けるスタンド付きのモノがいいので、それが付いていないのもマイナスポイントで却下。 今一つしっくりと来るものが見つからなかったので、予算内である程度の防水性が担保できて、立て掛けるスタンドが付いているタイプのモノを選んだのが、
ELECOM TB-01WPSBK
2,000円を切るお手頃価格です。
防水規格はIPX5に対応しています。
これは1から8等級まであって8が最大なのですが、この製品の5というのはシャワーの水を浴びせる位に対する防水性能は持っているというものです。
ちなみに7なると水に浸しても影響がない位の保護、最大の8になると潜水から保護してくれるレベルになります。
但しこれは水(5℃~35℃)に対してなので、お風呂場で使うお湯の条件には当てはまらなくなりますから過信は禁物です。
この辺の詳しい規格の内容はWikipediaさんで。
電気機械器具の外郭による保護等級 – Wikipedia
また、スマホの防水対応も含めてあまり過信しないほうがいいよ~。という記事もありますので、ご参考に。 防水スマホなのに水没故障、キャリアの説明は十分か? IPX5・IPX7・IPX8とは | アプリオ
細かい不満点はあるが、割り切れば十分な実用性
入り口のジップは3段構えで進入をブロック。
これが入れた感じ。7インチサイズ向けなのだが、iPad mini専用というわけではないのでだいぶゆとりがある作りです。 もう少しフィット感があったほうがいいんですが、タッチパネルの反応や中に残った空気の結露がちと心配。
一番奥まで入れた状態だと、iPadのボタンが本体フチの固いところに隠れてしまうので少し押しづらい。
奥まで入れた状態だと、上は随分隙間があります。 7.9インチのiPad miniでコレですから7インチジャストの Androidタブレットはかなりスカスカになるのでは?
裏はこんな感じ、カメラのレンズ部分は隠れてしまっているので撮影はムリですね。 右側にある2つの穴は、吊るすためのベルトを装着する穴。
こんな感じです。
こんな感じで、キッチンやお風呂場の水周りや、レジャーで海や川や湖に行った時など首にぶら下げて置くような使い道ができます。
ちなみにジップをしてからの閉じ方は、 このように折りたたみ。
折りたたんだ部分を、内と外のマジックテープを合わせて水の浸入口をふさいでしまいます。
これがスタンド、押さえてないと浮いてしまうので… マジックテープの位置によって角度を調整できます。
本体を乗っけるとこんな感じ。
これで湯船に浸かって読む時に手で持つ必要がなくなります。
さてお風呂場で、ちょっと実験。 わざと、シャワーの水を一定時間浴びせてみます。
こんな感じで。
お風呂場に置いておけばこういったシーンは普通にありますから、これがクリアできないことにはお話にならぬ。 (内心ヒヤヒヤはしてますけど…)
実際こんな感じで読書をしました。
ケースの透明部分にそれなりに厚みがありますし、完全にぴったりという訳ではないので丸裸の時のように軽くタップやフリックするようでは反応してくれないこともあります。
片手でサッとタップやクリックする感じだと反応が悪いですね。
片手で抑えながら利き手でしっかり操作をすればほぼ反応してくれると言った感じです。
他の製品を試していないのでいいのか難しいところですが、少なくともジップロックの時のようなストレスを感じる反応の悪さはないです。
もちろんケースに入れたまま上部のスリープ/解除ボタンや横の音量調整ボタンも操作できます。(特に横は押しづらいですが…)
使い終わったのを出してみます。
表面結露はまったくしていないです。
ケースの内側も触ってみましたが、そっちのほうも結露はしていなかったです。
内部の温度の変化にもある程度強い作りになっているようです。
まとめ
使い終わったケースのほうは、きちんと水分をふき取っておけばヘンな匂いが残るとかはなかったです。
今回ある意味消去法な感じで購入しましたが、普通にお風呂場で安心して本を読むという目的は十分達成できるモノだと思いました。
細かい点で不満はありますが、おおむね使っていてストレスが溜まるというほどのものではないので
製品仕様では浸水レベルに耐えゆる作りにはなっていないですが、不意に滑ったりして浴槽にドボンしてしまった場合でもすぐに取り出せば進入は防げるのではないかというぐらいの作りにはなっている感じです。
さすがに実験するのは怖いので、別の濡れてもいいモノで一度試してみようと思いますが(笑)
耐久性がいかほどのものかわかりませんが、こればかりは使ってみないとわからないのでまた別の機会にレポートできればと思います。
お手頃な価格で手に入るので、取り敢えず試しに使ってみようか?という人にオススメできる一品です。