長年使ってきた弥生会計をやめてクラウド会計システムに変えようと思う理由

長年使ってきた弥生会計をやめてクラウド会計システムに変えようと思う理由
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Facebook上でも投稿してFacebookで繋がっている人達はご存知の方もいるかと思いますが、ブログの方にも改めて書いてみようと思います。

ちょうどこの時期になると会社の基幹業務システム(給与計算や財務会計、販売管理など)で有名な『弥生』から『弥生会計』の保守サポートサービスの更新案内が来ます。

  • 弥生のサイト

弥生シリーズ – 会計ソフト,販売管理ソフト,給与計算ソフト,青色申告ソフト,顧客管理ソフトの弥生株式会社

4年前の個人事業時代から現在の法人に至るまで使い続けていた財務会計パッケージでこのソフトを選んだ理由として昔から良く知っていて使い勝手も分かっているというのが一番大きな理由です。

というのも、会社員時代から会計システムの構築に携わっており、弥生会計なんかもシステム構築の参考によくデモ版や会社で購入したものを触っていたというのもあって馴染みがあったんですよね。

基幹業務系のソフト(アプリ)というのは実績とか歴史とかもあるところが安心というのもあったし、特に弥生会計は誰にでも扱いやすいという印象があったのも大きいです。

そんな弥生会計なんですが、毎年来る『安心保守サポート』の更新をせず、遅くとも年度の切り替えのタイミングでクラウド会計サービスの鞍替えすることにしました。

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クラウド会計サービスは今のところ『freee』と『マネーフォワード』を考えていてまだ具体的にどちらにするかはこれから比較検討に入るところですが、今回『弥生会計』をやめてクラウド会計サービスの導入を決めようとしたかを触れたいと思います。

  • freeeのサイト

会計ソフト「freee(フリー)」|全自動のクラウド会計ソフト

  • マネーフォワード MFクラウド会計のサイト

会計ソフト「MFクラウド会計」

保守料金が割高

私が使っている弥生会計スタンダードの安心保守サポートは『ベーシックプラン』という一般的なプランに入ってて年間32,400円(税込)となっています。

このプランの内容は、ソフトウェアのバージョンアップの無償対応の他、法改正対応、電話等によるQ&A対応、福利厚生などのサービスが盛り込まれています。

ところが、これらのサービスですが法改正対応はともかく、無償バージョンアップ対応による最新バージョンを使えることによるメリットを全く感じていません。

というのも、個人事業の時は毎年のように微妙に変わる確定申告書の提出に対応して、このソフトがあれば(ほぼ)確定申告書の作成までを行うことができるのですが、法人の場合は結局会計事務所に確定申告や消費税申告を依頼しないと出来ない仕組みになっており(実際には士業の方に頼まず自力ですることも可能ですが、かなり専門的な知識と資料の作成に多大な手間と時間がかかるので現実的ではないですね)、日々の仕訳等の作業から月次処理までは別にバージョンアップを必要としないんですよね。まぁ消費税率の変更がある時なんかはちょっと困るんですが(今がその時期ですが)それ以外では最新バージョンを使う必要性を感じていません。会計事務所で受け取れる形のデータ形式があればそれでOKですから。

これはITで生計を立てている私のような人達だけに言えるかもしれませんが、操作のサポートもまったく必要なく、会計の基本的な知識もあるので今までサポートの厄介になったことが一度もないんですよね。もちろん福利厚生のほうも一度も活用したことがありません。

そう考えると殆ど活用できていないものに3万円を超える金額を毎年払う必要があるのかと思っています。

クラウド会計システムは、ソフトウェアの購入の必要はない代わりにに年額19,800円の利用料を払う仕組みになります(法人プランの場合)。もちろん法改正対応など最低限必要な機能は網羅しており、年間で12,500円程度の削減になります。弥生会計はパッケージソフト代として3~4万ほどの初期コストが掛かりますが、クラウド会計システムは初期コストは0です。

一台のPCでしか使えない

年間コストが1万円以上安くなるというメリット以上に、クラウド会計システムを導入するメリットとしていつでもどこでも使えるというのがあります。

弥生会計の場合は、基本的にWindows上での動作に限られ、しかもライセンス上一台のPC上でしか動作させられないというデメリットがあります。

例えば会社のデスクトップPCに導入して、モバイル用のPCに導入するということもできますが一台でしかライセンス認証を行えないため、切り替えて使うたびに切り替え前のライセンス認証を解除して、使うPCでライセンス認証をし直さなくてはならないという手間があります。

またデータファイルの置き場も基本PCのローカルになってしまうので、データの持ち運びを意識しなくてはなりません。(クラウドディスクに保存してそこから直接開くというほう方法も出来なくはないですが、たまに競合が起きてデータファイルが丸ごと消えてしまったり信頼性は今一つです)

クラウド会計でしたらWindowsに限らずMac、スマートフォーン、タブレットとプラットホームを選ばずどこでも会計処理業務をすることができます。データもクラウド上に保存されているのでデータを持ち運びする必要もなく、データのバックアップもクラウド上でやってくれるので非常に楽です。

私のようなノマドワーカーは出先とかに手が空いた時に仕訳処理をしたいなと思うので、いざ作業したい時に、すぐに取り掛かれないのは非常にストレス。

クラウド会計システムは他アプリとの連携も充実していてレシートの読み取りから仕訳を起こせる機能があるのも便利だなと思います。

まとめ

特に弥生会計がクラウド会計に劣っていると言うわけではなく、会社の規模や私自身の業態、仕事の仕方にマッチしなくなってきているというのが今回サポートの更新もやめて、クラウド会計へ移行を検討した経緯です。

まだどのクラウド会計が自分にマッチしてるかはこれから検討していく形になりますし、会計事務所にもデータのやり取りは可能なのか?他の顧問先でも既に取り扱っているのか等相談しなくてはいけませんが、クラウド会計への移行は私のようなノマド・実質一人で事務処理から全てをこなすといったケースでは年間のコスト削減と作業の省力化・効率化(これも結果的にはコスト削減に繋がる)に繋がるのではないかと思います。

 

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