萩の町散策の移動手段は旅のスタイルで使い分けよう! ~ 山口・萩の旅(その11)
8/29からの3日間、山口・萩の旅。
このところiPhone6/iPhone6 Plus祭りで、それらの記事が多くなってしまって旅の記事が滞ってしまったが、旅の記憶が風化しないうちに再開しようと。(^^;
さて萩の町散策は30日の終日から31日の午後2時までの1日半を使った散策となったが、萩の町を周回する交通手段について今回自分が使ったものも含めて紹介しようと思う。
萩の町は、阿武川から二手に分離してそれぞれ松本川、橋本川と名前を変えて河口へと向かうがその2つの川の内側に町の中心が存在する。
そのほぼ真ん中に位置する萩市役所を中心に半径2kmから2.5kmほどが主なスポットの範囲となっている。
直線距離にして直径で5km以内と大きな町ではないが、それでも徒歩で一通り回るにはかなりムリがある距離だ。(観光スポットでの滞在時間を考えたら一日では廻りきれない感触)
歴史のある観光都市ということもあり、市街の観光客向け移動手段はかなり充実しており、旅のスタイルによって自分にあったものをチョイスしてみるのもいいだろう。
萩の町を周遊する移動手段は、次のいずれかになるのではないかと思う。
- マイカーもしくはレンタカー
- 萩市内循環バス(路線バス)
- 観光タクシー
- レンタサイクル
- 観光バス
私は今回レンタサイクルを利用しての散策で、他の移動手段を使っているわけではないので、あくまで事前に調べた情報と現地で見た感じでの私の主観になっている事をお断りの上で、一つの参考になれば幸いです。
マイカーもしくはレンタカー
恐らく萩へ観光に訪れる交通手段で最も多いケースではないかと思われる。もともと萩までの公共交通機関の便が決してよいとは言えない印象があるので、車を使って移動される方が多いのではないかと思う。事実、私の泊まった宿も休前日にも関わらず駐車場にはかなりの台数の車が止まっていた。
車で萩の町を回る最大のメリットは、自由に時間を使えることが出来ることだろう。町の中心部も車が多いというわけではないので(大きなイベントがあるときはそうは行かないと思うが)渋滞によって予定通りに行かないといったケースは少ないと思われる。その時の状況によって柔軟にプランが変更できるのが最大の利点だろう。
デメリットは、町の中心部の道が狭く一方通行も多いので、初めて訪れる人や普段車の運転をしなくて慣れていない人はかなり苦労しそうな道である。
特に○○のあたりは、あらかじめ訪れる場所の近辺にベースの駐車場を決めておき、そこから歩いて回るのがいいだろう。(もともと町並みの様子を楽しむ場所であるので)
こんな人にオススメ!
- 自分(達)のペースで動きたい人。
- 車での移動に慣れている人。
- できるだけ一日で多くの場所を廻りたい人。
萩市内循環バス
萩市役所を起点に、川の内側の城下町を中心に走るのと、中心部より東側に位置する松下村塾や東光寺方面に向かう2系統がある。いずれも1時間程で起点の萩市役所に戻ってくる位の距離を回ってくる。朝7:00より夕方18:00まで30分に1本ペースで運行している。
最大のメリットはなんといっても安く済むこと。どこまで行っても1回の乗車で100円。一日に何度でも乗れるお得な乗車券は500円。2日乗車券はなんと700円という安さだ。30分に一本運行しているので、プランも比較的立てやすい間隔ではないだろうか。
デメリットはいずれも、一方通行(内回りとか外回りがない)のみの運行となるため、あらかじめ効率よく回るプランを立てておかないとロスが発生してしまうことだろう。
こんな人にオススメ!
- できるだけ交通費を安く済ませたい人。
- バスでの移動が苦にならない人。
- あらかじめプランを立てて行動するのが好きな人。
観光タクシー
観光地らしく私が帰りに乗合タクシーを利用した萩近鉄タクシーを初め、萩の街巡り観光タクシーのサービスを実施してる地元のタクシー会社が数社ある。
大体2~3時間かけて市内を廻るプランで、車種の大きさによってで1万円ちょっとから2万5千円あたりが目安。希望のコースなども相談に乗ってくれるようだ。
メリットはやはりオススメの観光スポットのプランをお任せできるところだろう。地元の観光タクシーなのでガイドもしてくれたり、地元の人でなければ聞けないようなちょっとした裏話や、オススメの食事処も紹介してくれたりする。(初めて行く場所でオススメの店が知りたければ地元のタクシーの運転手に聞けというぐらいなんで)私も今回の萩では利用しなかったが、別の場所で何度か観光タクシーのお世話になったことがある。普通にガイドブック頼りに観光したのでは知ることのできない楽しみもあったりするので、予算が許せばオススメの手段だ。
デメリットは費用面だろう。一台ン時間いくらの世界なので特に一人旅では高くついてしまうのでそれを付加価値と取るかによるだろう。家族やグループなど、ある程度人数がいたほうが割安感はある。
こんな人にオススメ!
- ある程度旅費にゆとりがある人。
- プランをお任せにしたい人。
- 地元の耳より情報など、ガイドブックでは知りえない情報が知りたい人。
- 地元の人に触れ合いたい人。
レンタサイクル
私が 今回の旅で利用した移動手段。東に位置する東光寺や吉田松陰誕生地は山を少し登ったところにあるので、漕いで行くには少し厳しいが、それ以外の場所は平坦なので自転車で廻るにはもってこいの場所である。
メリットは移動に安く済むこと(だいたい1時間200円~350円)と、萩の町並みを肌で感じることができる事。私のようにカメラのシャッターを至る所で押している人間にはこのレンタサイクルが一番いいのではないだろうか。移動距離的にもほど良い運動になるくらいなので動くのが好きな人や日頃の運動不足を解消したい人にも最適。城下町にも車より近いところに駐輪場がいくつかあるので機動力ではレンタサイクルが一番だろう。
デメリットは天候や季節に左右されることと、当然のことながら初めて訪れる場合、地図を片手に手探りになるので道に迷ったりして予定通りに行かなくなる可能性がある。そういったリスクも楽しめる人向きだろう。
こんな人にオススメ!
- 自分のペースで行動したい人。
- 地元の空気や町並みを肌で感じたい人。
- 迷子になったり、アクシデントで予定通りに行かなくなるリスクもあるので、それも含めて楽しめる人。
- 動くのが好きな人。もしくは日頃の運動不足を解消したい人。
観光バス
萩の選りすぐりの観光スポットを観光バスで廻るプランもあります。時間は午前中の3時間を使って萩の定番観光スポットと季節のオススメスポットを廻るといったコースだ。
観光バスの運転手が観光スポットのガイドもしてくれ、どちらかというと観光タクシーに近い感覚。3時間で運賃は6千円。
メリットは、観光タクシーと似たようなサービスながら、価格がリーズナブルな点。特に一人旅や夫婦・カップル旅行では観光タクシーより割安感がある。滞在時間が限られていて、お手頃な値段で定番コースをお任せで廻りたいという人には最も適した手段だろう。
デメリットは時間やコースが決まってしまっている事。定番コースは観光バスを使って、他に気になったところを別の移動手段を使って廻るという組み合わせを取れば、効率よくいろんな楽しみ方ができてよいかもしれない。
こんな人にオススメ!
- 定番のスポットをお任せで廻れればいいけど観光タクシーだと割高と感じる人。
- 時間が限られていて、短時間で効率良く定番スポットを廻りたい人。
- 一人旅、夫婦・カップル向き。
まとめ
タイトルや先にも述べた通り、萩の町では観光客向けに移動手段が充実しているので、自分の旅のスタイルに合わせて動きやすいところである。
一つの手段を使うだけではなく、例えば午前中は観光タクシーで一通り定番スポットを廻って、午後から自転車で気になるスポットを廻るというのもアリだと思う。
同じ場所に向かうのでも車やバスの中と自転車ではまた見える景色も変わってくる。そういう違いを味わうのもまた旅の楽しみの一つではないだろうか。
これらの移動手段の情報については、『萩市観光協会公式サイト』の観光お助け情報に載っているので、下のリンクでご紹介しておきます。
また、移動手段だけでなく、萩の町の観光をするに当たってのお役立ち情報が充実しているので、旅の情報収集に活用してみてください。