読書でインプット効率を上げるために最近意識している3つの事
このブログでも何度か書いていますが、私は本を読むのが好きです。
子供の頃は、伝記、童話など。中学校から20人ぐらいまでは小説を多く読んでました。まぁ漫画もこの頃が一番読んでましたが…最近は小説や漫画は殆ど読まなくなって、もっぱらビジネス書や自己啓発書、写真・デジカメ関係や仕事関係では技術書など、どちらかというと生きていく上で実用的な本にシフトしている感じです。
読む本のジャンルは変わってもほぼ毎日のようにたとえ数ページでもめくるという習慣は変わらず続いています。
殆ど本を読むという行為については、今日はまだ読んでなければ読まなきゃと思うことなく、殆ど食事や歯磨き、お風呂に入るのと同じように生活の一部になっている感じです。
誰の言葉だったか忘れましたが、「人と会う。本を読む。旅をする。人間はこの3つでしか学べない。」という言葉を聞いた事がありますが、まさにその通りだなぁと思います。
特に私の場合、(以前に比べると大分マシにはなってきましたが)人見知りで話し方が上手でないので、どうしても人の集まるところに顔を出すことを躊躇してしまいます。旅のほうはブログのタイトルにもあるように、旅は人生の一部と思っているくらい旅を通して学びの多いモノには間違いはないのですが、年中旅をしに行けるような状況でもないので、旅を通して学びを得られる機会も、一年の内何回もあるわけではないのです。
その点、本はだいたい1,500円から2千円も出せばたいてい1冊は手に入るものですし、いつでもどこでも読むことができます。
自分では一生体験しえないかも知れない事を、わずか数千円で疑似体験できるというのは素晴らしいことだと思いませんか?もちろん疑似体験して満足するわけではなく、自分の今後の人生に生かしてこそ意味があるものなので、本を読む時は必ずその部分にフォーカスを当てるようにしています。(そこは人と会うことも、旅をすることも突き詰めれば同じことになりますが)
そういった意味で、読書は大事なインプットの時間なのですが、日々の生活の中でこのインプット当てられる時間というのは限られるわけです。
以前は買ってきたり借りたりした本を淡々を読んでいたのですが、他にもやりたい事ややらなければいけないことが増えてきたりで、読書をする時間が相対的に減ってきているなと最近思っています。
そうなると限られた時間でインプットを最大化したいという願望があるのですが、すぐに思いつく『フォトリーディング』。
セミナーなんかも開催されてますし、確かに習得できればこれは凄いだろうなと。
だた、習得までの費用的なものや時間を考えると、なかなかハードルが高そうだなと。もちろんモノになるかわからないですし、一番はなんか見ててその姿が想像が付かないので違和感アリまくりというのが気が進まない一番の理由です。(苦笑)
そこまでの事をしなくても、もう少し効率良く読書からのインプット効率を高められないかなと思って、最近になって2つの事をやるようにしました。
他でも同じような事をやっている人が大勢いるので、読んでもなぁんだ。って思うかもしれませんが、実際それなりに効率を高められる簡単な方法ではあるので書いてみたいと思います。
心に響かない本は読むのをやめる
ちょっと前の私は、買った本なり借りた本なり、一度読み始めたら余程の事がない限り、最初からあとがきまで読むようにしていました。
その読んでいる本の中には、『あれ?これちょっと思っていたのと違うな?』とか『難しすぎて何いってんだか全然わからない』などの本も結構あります。それでも読んでいるうちに何となく分かってきたりするかも知れないですし、とりあえず分からないなりにもせっかく買った本だし勿体無いから最後まで読もう!という感じで無理やり読んでる感じですね。
でも大体こういう本って、最後まで読んでもまったく自分の中に残らないことが殆どです。時間も投資して何のインプットが発生しないのでは本と時間の両方の損失になります。
株なんかもそうですけど、大損をする人の特徴っていつまでも損切りをできずにいつまでも下がっている株を持ち続けてしまう人なんですよね。早めに損切りして次の投資に切り替えていれば、その時間を使って次に大きな利益を生む可能性があるわけです。持ち続けている人はさらに損をする可能性もあり、持ち続けていることで動けなくなるわけですからその間の時間も無駄になってしまうわけです。(他に投資するだけの資金的余力があれば別ですが)
自分の中で響かない本を、最後まで読み続けるということはこの株の話と同じことが言えると思うわけです。
もちろんその時は読んでみたいと思って買った本ですし、結果的に投資に失敗したと認めたくない気持ちがあって最後まで読もうという行為にいってしまいがちですが、時間を使った挙げく何も自分に残らないのでは意味がないと思って、つまらないと思った本は途中で読むのをやめて次に控えている本に切り替えるようにしています。
たまたま読んだ時の体調や気分で今一つ入っていかないというのがあるので、一度読み始めただけでは判断しないですが、3回ほど読んでみて本の世界に入っていけないようでしたら、その本はもう読むのをやめてしまってます。
その時に私の場合、その本は本棚に戻さず普段は目に付かない『ブックオフ行き』のエリアを設けて、そこに積んで置くようにしています。本棚とか普段目に入るところに置いておくとそれ自体が『ノイズ』になってまうので、余計なところに気が行かないように本棚の中は必要な本とこれから読む本だけを置くようにしています。
全部読まず必要なところだけ読む
その本が自分の心に響くものであったとして、それを最初から最後まで全部読むようにするのかというと、最近はそれもやめるようにしています。
というのも、その本の中には既に自分で分かっていることや、そこは今は重要ではない。ということも多く書かれています。むしろ、最初から最後まで一行も漏らさずに読む必要がある本なんて稀ではないかと思います。
極端な話、300ページあるうちの50ページが響くものがあって、残りの250ページは敢えて読むほどものでなかったとしても、その50ページが自分にとって大きく影響されるものであれば、それは十分投資しただけの価値があるものじゃないかと思います。
読んでいる途中で、『あ、ここはもういいな』と思ったら、さっと斜め読みして次の章なり興味のある章なりまで飛ばしてしまいます。
買う前に目次と気になった章の中身をチェック
響かなかった本は損切りをする!と言いましたが、そうは言っても投資できるお金も限られていますし、できるだけ買った本は自分にとって意味のあるものであって欲しいですよね。
影響力のある人や口コミなどでいい本だと紹介されたりするとつい勢いで買ってしまったりしますが、ひと呼吸置いて本屋のレジに向かう前に本の中身をチェックするようにしています。
とりあえず目次の章立てを見て、自分が興味があるところを開いて目を通してみて、これは続きを読んでみたい!と思えた本を購入するようにしています。ここで引っかかりを感じるような本はとりあえずその場では見送るようにしています。
以前は、アマゾンなど通販で本を買うことも多かったのですが、最近は本屋で直接見てから買うようにしています。古い本で取り寄せなくては手に入らない本とかもあったり、その場で見ていい!と思っても実際読んでいるとあれ?って思う本も実際あるので、確実にムダを減らせるものではないですが、ムダにならない確率を少しでも上げることはできます。
最後に
以上、何も特別な事をしているわけではないですが、一度手にした本を最初から最後まで読むと言う固定観念がいつの間にか根付いていたので、この簡単な3つの事を意識して読書するまでもそれなりに時間がかかりました。
その甲斐あって、以前では読むペースが遅いため積読がドンドン増えていって読まないまま処分した本も数多くあったのですが、今では以前の倍のペースで読了?することができるので、インプットの量、速さとも上がっているのを実感できています。もちろん、そのまま読まれないで放置されている本も3分の1ぐらいまで減りました。
私のように本を最初から最後まで読んでしまう習慣が付いている人で、もう少しインプットの効率を高めたいと日頃から思っている方には、ちょっと発想を変えてみてチャレンジしてみてはいかがでしょう。