Parallels Desktop 10 for Mac 本日店頭発売。
一週間ほど前の話になってしまうのですが、8月20日にMac仮想化ソフトのParallels Desktopの最新版『Parallels Desktop 10 for Mac』のリリースが発表されたようですね。
店頭に並ぶのが本日26日からということで、すでに現行バージョンを使われている人は早速アップデートを考えてる人もいるんでしょうね。
Parallels Desktop 10 for Mac へのアップグレード
Mac仮想化ソフトって聞き慣れない言葉が出てきたと思う人のために、手っ取り早く何ができるのかをここでちょっと説明します。
Mac Pro、Mac mini、MacBookといったAppleのPCは、同じAppleのOSであるMac OS Xがインストールされて動くようになります。いわゆるWindowsとは別物ですので、Widnows用のソフトを動かす場合は、Mac以外にもう一台PCを買わなくてはならなかったのです。
ところがこのParallels DesktopをMacにインストールすると、このParallels Desktopで作る仮想環境(仮想マシン)の中にWindowsをインストールすることができます。
つまりMacの中でWindowsが動いてしまうということなんです。MacとWindowsPCの2台持つ必要がなくなったわけですね。
私はメインのPCにMacBook Airを使っていますが、仕事のメインがWindowsなのでもちろんこのParallels Desktopを導入してWindowsを動作させています。
このParallels Desktopの便利さについては、後日記事にしようと思ってますが、今回はアップデートの件について少し触れます。
今回、10になってからの新機能や改良点は以下の通り。
- 近日リリース予定の最新版Mac OS X Yosemite(10.10)の新機能に対応。
- Windowsでドキュメントを開く速さが48%高速化。
- 処理が最大50%高速化、バッテリー持続時間が30%向上。(MacBook Pro、MacBook Air使用時)
- ディスク領域の変更が必要な時に簡単に。
- 仮想マシンのメモリ使用量を省力化。(約10%)
- Macの標準機能にある Twitter、Facebook、Vimeo などとの「共有」機能が、Windowsアプリケーションでも使用可能に
内容をまとめると、次期OSの新機能への対応と、主にパフォーマンス向上が最新版の目玉となっているようです。
気になる既存ユーザからのアップデート価格は5,300円。
まぁ正直、Yosemiteに最新バージョンしか対応しない。というならアップデートせざる終えないところですが、バッテリーの消費も含めたパフォーマンスも使い勝手も現状不満は無いんですよね。
もちろんバッテリーの消費を抑えられてパフォーマンスも向上とあらば悪いことはないのですが、そこまでシビアな環境というわけではないので、この5,300円を投資してアップデートする価値があるかと言われると…
とりあえずYosemiteがリリースされて、私のMacに導入してから改めて考えてみようと思います。
今回はアップデートの話をしましたが、このParallels Desktop自体、非常に安定してますし、Mac OX上とWindows上でファイルなどを共有できたりと使い勝手も素晴らしいので、Mac上でWindowsを動かしたいと思ってる人には、オススメのソフトです。
快適に動作させるにはトータル8Gのメモリが必要かな?というのが難点ですが、それでも別にWidnowsPCを用意するコストやどこでもMacとWidnowsを使える便利さを考えたら、標準版の8,500円はある意味破格とも言えますね。