羽田 大鳥居『漁師のあぶり家』囲炉裏でまったりのユニークな和風居酒屋
昨日GW期間中の中休みである29日は自宅の近辺で過ごしました。
GW期間中に決算の処理しなければならないので、後手後手に回ってごちゃごちゃしていた領収書や請求書など整理。
そのついでと言うわけではなかったですが、同じくごちゃごちゃして落ち着かなかった書斎と物置も断捨利することに。
物事に集中しようとする時に、モノが目に付くとそっちに気を取られたりして気が削がれるので、極力書斎には目に付くところにモノを置かないようにしました。
そんな感じで近所で足りないものを買い足りしながらいたらあっという間に夕方。
もう少し太陽が出ている時間に出掛けたかったんですが、空模様もすっかり雲に覆われて雨が降り出しそうな感じ。
もともと、夕食も兼ねて散歩に行くと前日から嫁と約束していたので、傘を持って出掛けることに。
最近、嫁との散歩コースの定番は、東門前駅から多摩川の土手に出たあたりからスタートして、下流方面に1km行ったところで産業道路に出て、そこから東京方面へすぐ目の前の大師橋を使って多摩川を渡ります。
そこからまたまっすぐ1kmちょっと程行ったところで、環八通りと交差する大鳥居交差点までの散歩コース。
普段は大師橋を渡ったところから川沿いに羽田方面に向かっていき、1km近く先の河口付近である天空橋の方まで行って環八通り沿いに大鳥居まで出るのがいつものコースなんですが、今日は時間と天気もこんな感じなので、河口のほうに行くのはやめることにしました。
多摩川沿いの景色もいいですし、羽田は空港のイメージが強いですが古くから下町情緒溢れるのんびりした雰囲気の町並みなので、写真を撮りながらの散歩コースにはもってこいなんですよ。
昨年の秋ぐらいから嫁と散歩に行くのを始めて今ではすっかり夫婦の楽しみになっている散歩ですが、もうひとつの楽しみが食事処の多さ。
意外と知らない人も多いのですが、ここ大鳥居はあのワタミ本社のお膝元。
大鳥居交差店の近辺は、ワタミグループの店が軒を連ねています。
その影響もあるのか、近辺には居酒屋をはじめとして、イタリアン、焼肉屋、そば屋、中華料理など、ちょっと入ってみたいなと思わせる店が多く並んでいます。
少し前置きが長くなってしまいましたが、その中で昨日入ってみた和風居酒屋を ご紹介。
囲炉裏のある開放的な和風居酒屋
お店の名前は『漁師のあぶり家』。
京浜急行空港線の大鳥居駅下りてすぐが大鳥居交差点となってますが、その交差点からすぐの脇道を斜めに入ってすぐのところにあります。
ここ大鳥居以外にも、川崎に程近い尻手、京急川崎駅前、JR川崎駅近くのソリッドスクェアのほか、新馬場、江古田、御徒町、中村橋など8店舗ほどあるようです。
川崎や羽田にある程度固まっているので、オーナーは川崎の人なのかな?
店構えは雰囲気があっていいんですが、店の従業員のモノなのかお客さんのモノなのか?目の前がチャリンコだらけだったのにちょっと引いて恐る恐る店内に。
ちょっと外から中を覗けたので、見てみたら囲炉裏があって広々とした店内がよかったので入ることにしました。
いかにも漁師の居酒屋風なおばちゃん(失礼)に案内された席が2人じゃ持て余すくらい広々~。
軽く6人は座れそうな席です。真ん中には囲炉裏があっていいなぁ~この雰囲気。
入ってすぐの天井は高くて超開放的!
外にもあったような大きな絵が描かれた看板が2つ飾ってあります。
店の中は川(池?)が横切っていて、鯉も泳いでます。(嗚呼またしても定番ピンボケ…)
座った席から目の前の席を見るとこんな雰囲気。やはり木造りや竹造りは落ち着くんですよねぇ~
とりあえず店の雰囲気にそぐ合わないマリブコークなぞを注文。
お通しは5種類ぐらいから選べるのですが、どれも美味しそうで迷ってしまった。
店の雰囲気にも驚いたが、さらに驚いたのがメニューの豊富さ。
グランドメニュー以外にも季節モノや。
当日のおすすめメニューもとにかく豊富!!
どれも食べたいものばかりで普段からあまり選ぶのに悩むほうではないのですが、とにかく迷った。
この日はあまりお腹が空いていなかったのもあったので余計に迷ってしまったな。
日本酒も定番は押さえてますね。この日はやめときます。
焼酎もかなりの銘柄がありました。
で、今回は美味しく頂く為に5~6品に絞ることに。
これは私しか食べないモノですが、〆鯖の炙り焼き。
新鮮な鯖にたっぷりの大根が実に良く合う!!
びんちょうまぐろの赤身部分。
大きさがわかりにくいですが、普通に居酒屋で出るモノより大きさ厚みとも1.5倍はあります。
ここまで大きいのを出すと、新鮮じゃないのは口に入れるとすぐにわかるので、鮮度に自信がないとこのサイズでは出せないでしょうね。
さてお次は鶏肉。
この店の鶏肉は地養鶏(じようどり)という岩手のブランド鶏を扱っているようです。
鶏の臭みがすくなくコクと甘みがあるのが特徴らしいです。
んで、ここは定番の焼き鳥で。
ねぎま、もも、鶏皮を注文。
囲炉裏で自分で焼くか、焼いたのを持ってくるか聞かれたので、今回は焼いてもらうことに。
炭火で焼いた焼き鳥は、こんがりと香ばしい!
看板どおりにしゃきしゃきとした歯ごたえに、臭みがなくてコクがあってこれは美味しい!!
つぎは地養鶏でなく、大山鶏ささみのたたき。
これが見るからに新鮮で美味しそう!!
ねぎとわさびを一緒に載せて召し上がります。
いやいやこれは旨さをうまく表現できなくて申し訳ないですが、臭みもまったくなくて鶏肉の旨味が口いっぱい広がってたまらんです!
つい日本酒に行きたくなるような食べ物目白押しですが、次の日も朝から予定が詰まっているので自重。
これまたその場にそぐ合わないスプモーニ。
フライドポテトもこんがりサクサク!
嫁がコメを食べたいというので頼んだおにぎり。
普通の居酒屋で出てくるような小さなおにぎりを想像していたので、かるくおにぎり2つ分はありそうなのが来て驚愕!
私は腹いっぱいだったのでヘルプはできなかったのですが、あっさりと一人でペロリ。
デザートは別腹。締めも満足満足でした(^^)
ちなみにこの店。店員を呼ぶ時もちょっとユニーク。
最近は席にあるボタンを押して呼ぶところが多いですが、ここはどのようにして呼ぶかというと…
通路側にある赤旗を使います。
呼ぶ時はこのように、旗を斜めに差します。
すると気づいた店員が注文を伺いに来るという感じです。
ちなみに最初は分からず、旗を一生懸命振ってました(笑)
ちょっと残念に思ったことも
メニューにもあるように、価格帯も普通の居酒屋と変わらないので、これだけ新鮮で美味しい魚や鶏肉が出てくることを考えるととてもリーズナブルです。
お店の雰囲気も囲炉裏があって席も天井も広く開放的。ゆっくりとくつろぎながら料理とお酒が楽しむにはもってこいの場所です。
ただちょっと残念だったのはオペレーション。
GW期間中でそれほど来客がないと見込んだのか、フロアの店員が明らかに少ない感じ。
たしかに7時ぐらいはそれほどでもなかったですが、9時ぐらいはかなりの席が埋まっている状態。
全体的に旗を立ててから気づいて来るまでちょっと待つことが多かったかな。
極めつけはおあいそしてもらった時で、なかなかレシートを持ってこない。
5分近く経っても来なかったので、痺れを切らして会計カウンターまで直接行ったがそこでも誰も対応してくれる人が来なくて、近くの焼き場の係りの人が大声でフロア係を呼ぶ始末。
特に応対が悪いわけでもなく、店の外まで見送って「ありがとうございました」と声を掛けてくれたので、たまたまフロアの人が少なくて回ってなかったのかな?と思うのですが、料理も店の雰囲気もいいだけにこういうところで損するのは勿体無いなと思ってしまった。
ちょっと最後の最後で微妙な空気になってしまいましたが、近所にまた一つ楽しみな店が発見できたのはうれしい限り。
今回は食べられなかったけど、まだまだ食べてみたいメニューも沢山あるのでお散歩の楽しみができました。
川崎・蒲田近辺に住んでいる人はもちろんのこと、都心近辺にも店舗がいくつかあるようなので近くで落ち着いた居酒屋をお探しの方、お勧めですよ!