オリンパス マクロコンバーター MCON-P02でお手軽にマクロ撮影を楽しむ
私の自宅の近くでも、ヤマザクラらしき桜が咲いてるいるのを見掛けるようになり、近くの公園でもソメイヨシノの芽が大きくなり始めているのを見るといよいよ本格的に春の声が聞こえてきたなぁと実感します。
毎年この桜の開花の季節になると、綺麗な桜の写真を撮りたくなる欲求に駆られます。
今年は単なるスナップではなく、マクロレンズを使って花びらをクローズアップして背景のぼかしが効いた写真を撮りたいなと思ってますが、明るい単焦点のレンズや超広角レンズを揃えたりで、なかなかマクロレンズにまで先立つモノが回らないのが現状。
そんなつい最近、どこかのサイトの最近の記事を見ていたら、私の使っているオリンパス PEN Liteシリーズに使える『マクロコンバータ(コンバージョンレンズ)』の新製品が出たとの記事があったので、気になって速攻調べてみることに。
レンズ交換式一眼レフを使うようになってから、すっかりコンバージョンレンズの存在自体忘れたな。
ちなみにコンバージョンレンズとは、元々本体に付いているレンズの上に取り付けたり、レンズ交換式だと本体とレンズの間に挟んだりすることによって、元のレンズの焦点距離より広角側もしくは望遠側で撮影できるようになるレンズのこと。
広角側、望遠側以外にも魚眼レンズや今回のようにクローズアップさせるマクロレンズもラインナップされている。
撮影シーンに合ったレンズを一本追加で購入するよりは、安価に手持ちのレンズを拡張することができるので、お手軽にいろんな撮影シーンを楽しみたい場合にはもってこいなのだ。
オリンパス マクロコンバーター MCON-P02を使う
私の使っているレンズで、オリンパス M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8という明るい単焦点レンズは綺麗なボケの効いた撮影が出来て、比較的暗い室内や夜の撮影にも強いのでお気に入りのレンズなのだが、料理の写真をクローズアップで撮りたい時にどうしてもピントが合わなくなってしまうので、仕方なくスマホカメラの方を使うというシーンが多かった。
このマクロコンバージョンレンズをかませれば、料理の写真もさぞかし楽しめるだろうなぁ~
という事で、実売価格が7千円ちょいということもあって即購入!
普通に交換用マクロレンズを買ったら最低でも4~5万はしますしね。
で、今回買ったコンバージョンレンズはこちら。
『02』という型番の通り『01』が既にリリースされており、この『01』より拡大率や画質をアップした製品のようです。
17mm F1.8のレンズだけでなく本体と一緒に買ったとき付いてくる標準レンズ、M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6でも使えるので、撮影シーンに合わせて使い回しが出来そうです。
レンズ口径は53mm。M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6の口径は37mmなので、付属のステップアップリングをかませて装着します。
あいにく黒しかないようで、本体とレンズがシルバーのため統一感がないのが残念…
さて近くのモノで早速撮影してみます。
とりあえずマクロコンバージョンレンズの効果がどんなモノかを見れればいいと思うので、撮影センスやテクニックは触れないでくださいね(^_^;
下の写真は、M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8でそのまま撮影。だいたいこの辺りまで近づいて撮れますがもう少しクローズアップして撮りたいところ。
そして下の写真が、MCON-P02を装着して撮影したモノ。ここまで拡大して撮ることが出来るんです!
元のレンズが17mm(35mm換算で2倍の34mm相当)とやや広角よりのレンズなので、それほどマクロ効果は大きくないのかなと思いましたが、料理とかならこれで十分。
さらに今度はM.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6の望遠側(35mm換算で84mm相当)で撮影してみました。
望遠側だとさらに効果は大きいです!普通のスナップとはひと味違う世界感があります。
適当な料理とかがなかったので、嫁にあげたホワイトデーのチョコを撮ってみる。周りのボケが良い感じ入ってます。
今日の朝、外に出て植物でも撮影しようと思ったが、なかないい被写体が見つからなくウロウロさまよっていたところ、ヤマザクラらしきものが咲いていたのでパシャリ!
別のところで見たのは前日までの風で飛んでしまっていたので残念だったが、自宅の近辺はところどころ民家に植えてあるようです。
風が強くてブレてしまったが、オシベがここまでクッキリ写せます。
公園に咲いていたマーガレットらしき花も、普通のスナップとはひと味違った撮影が楽しめます。
まとめ
とりあえず簡単に近くの被写体を使って撮影してみましたが、私的にはここまで拡大して撮影できれば十分という感じです。
例えば花びらのおしべやめしべをさらにクローズアップして、幻想的な写真を撮りたいともなると本格的なマクロレンズが必要になりますが、今持っているレンズや本体一体型のレンズでもう少し拡大して撮れればなぁ…と言った感じで今一歩カユいところに手が届いてくれればと思っている人には、ちょうどイイものではないでしょうか。
レンズ自体が小さいですから、交換用マクロレンズをいちいち持ち歩いてかさばるといったこともないのでズボらしたい人にももってこいでしょう。
ケラレなどの画質の低下などについては、もう少し使ってみないとなんともなのでまたしばらく使ってみてレポートできればと思っています。
他のメーカーからもコンデジから一眼レフまでマクロコンバージョンレンズをラインナップに加えているところは多いようなので、桜の開花に始まって写真撮影が楽しくなるこの季節に、スナップとはひと味違った世界を楽しんでみてはいかがでしょう。