電車内の化粧はやめて欲しいと思う理由
一週間以上も前の記事なのですが、IT madia ニュースに電車内のマナーに関わることでこんな記事が掲載されていました。
「電車内で化粧やめて!」 地下鉄の駅に異例の啓発ポスター……乗客苦情で決断 (1/5) – ITmedia ニュース
大阪市営地下鉄の大国町駅の独断で、乗客にやめて欲しい行為として駅構内に啓発ポスターを掲載したというもの。そして注目すべきところはトップ5の4番目に車内での化粧がランクインされていることです。
マナーに関しては人それぞれ思うところは違うとは思うので、正直これはちょっと…と思うようなことでもまぁいいか。とか、しょうがないと思うことの多い私ですが、それでも見る度にやめてくれー!と思うのがこの電車(またはバス)の中で化粧をする行為。
まず隣に座られてバッグの中から化粧道具らしきものを出した瞬間にこっちは緊張が走ります。
なんでかって?こっちが何らかの理由で動いてしまって、隣で化粧をしている女性(まぁ男で化粧をする人間はみたことがないのでここでは女性に限定します)に当たったりしてしくじったらと考えると隣に座っている方は落ち着かないです。
しかもハケとかペンの先とかが目に入ったら、単に失敗したとかのレベルじゃ済ませられ可能性だってあるわけです。電車は当然の事ながら揺れますし、急ブレーキやポイントの通過などで予想以上に揺れる事だってあるわけです。人に当たらなくても自分が動いてしまう可能性だってあるわけですし、満員電車なら立っている人がアクシデントで座っている人のところへ覆い被さってくる可能性だってまったくないわけではないでしょう。
怪我をさせてしまうのは最悪のケースですが、誤って当たって失敗させてしまった場合にも後味が悪いですよね。本来なら揺れる車内でこういうデリケートな行為をすること自体が間違っていると思うのですが、やってる本人がそう思ってなければ揉め事になりそうな気がします。当たった方はそれこそいい迷惑。いかに自分のやっている行為が周りにとっても危険を感じさせる行為なのか少し考えてもらいたいですね。
そしてもう一つは化粧品の匂い。している方は気にならないと思いますけど、至近距離で化粧品の匂いを撒き散らされた方はたまらんですよ。必ずしもその匂いが自分の好きな匂いとは限りませんからね。そしてパウダーなんかやられた時にはこっちにまで飛んできそうでカンベンして欲しいなと思います。
これって、車内で匂いのきついスナック菓子の封を開けてバリバリ匂いと食べカスを撒き散らす行為と大して変わらないんじゃないかと。
何で家で化粧を済まさずに電車の車内で化粧をするんだと思うのですが、恐らく一番多い理由は『時間がない』という答えなのではないかと。
しかし、時間がないから電車でする程度のものであるなら最初からしなくてもよいのでは?と思ってしまいます。
それとも超売れっ子のタレント以上の多忙さなんでしょうかね。そんなことはないと思いますが。
ちょっと穿った見方になってしまうかもしれませんが、時間がないを理由にしている人はそれを理由に自分の身の回りの事もおろそかにしてる…つまり部屋が散らかってたり洗濯物が山積みになってたりだらしない生活をしているんじゃないかと勘ぐってしまいます。
さらにですが、化粧をするということは人前で綺麗に見られたいという気持ちがあってしてると思うのですが、少なくとも化粧をしている時の姿は目を見開いて手鏡を凝視する姿はとても美しいとは思えないです。少なくとも自分が綺麗に見せたいと思う人の前で化粧はしないですよね?逆を言ってしまうと自分に直接関係のない人の前ではどーでもいいという考えにも思えるのですね。そういう考えでもいいですけどその中にはこれから関係を持つ人が居たりするかもしれないですよ。その姿を覚えられていたらどう思われてるか?また、同じ車両の離れたところから知り合いがいてその姿を見てるかもしれませんよ。その姿を見てどう思うでしょうね?
化粧室という言葉を知らない人はいないと思いますが、なぜトイレが化粧室と呼ばれているか?それは用足しも化粧も人前でするものではないという意味があるからです。まさか用足しを人前でする人間はいませんよね?
ここまで読んでかなり気分を悪くした人も少なくないかと思いますが、アンケートの結果から出てる通り車内での化粧に対して抵抗感を感じている人は少なくないということ。狭い車内、周りが不快な思いをすることがないようなちょっとした気配りはしてほしいなぁとただ思うだけです。外見だけを綺麗にするのではなく、周りに気配りができる内面の綺麗さもあってもいいんじゃないですかね?