2年半ぶりに履き替えたスニーカーで、春の谷根千エリアを写真散策
今週に入って普段履きのスニーカーを購入しました。
正確には今まで履いていた普段履きのスニーカーがボロボロになってしまったので、買い替えと言ったほうが正解かな?
以前のスニーカー、ニューバランスの574の赤なんですが、確か2年半ほど前に買って以来スーツを着るとき以外の7~8割はコレを履いている気がします。ニューバランスのスニーカーって比較的幅広で適度の厚みや柔らかさがあるので履いててラクなんですよね。自分にはとても合っています。
さすがに2年半も経ってあちこち痛んできたのに加え、最近は写真で歩く距離も増えたのもあって、かなり型崩れを起こしていて、中で足が暴れてしまうため足の裏が痛いのと疲れ度合いが大きいなと感じるようになってきたので、買い替えることにしました。
で、今回の新しい相棒も同じくニューバランス。
ただ、今回はトレイルランタイプの500番台ではなく、少し細身で街中ファッションに合いそうなロードランタイプの996にしました。色もこれから暖かくなる季節に入るので暑苦しくなく年中履ける色ということでグレーをチョイス。
エンブレムのグリーンがこれからの新緑の季節にピッタリなので迷わずこの色にしました。
そしてこちらが、今まで履き続けていた574。
もういろんなところが磨り減ってます。何よりも型崩れが…。
996と574を並べて置いてみると、型崩れして横に広がっている分を差し引いても、996は574に比べるとだいぶ細身な感じ。
元々幅広のタイプの靴のがラクなんですが、他に履いているスニーカーは996よりも細身で薄いタイプのもあるので問題ないかなと。
白い紐なので、あまり荒れた道とかで使ったりすると汚れが目立ちそう…。
さて、スニーカーと言えど馴染むまでは短い距離で少しづつ慣れさせていくのが普段なのですが、今回は無謀にもイキナリフォトウォークに使ってみました。
ここ数日間体調が良くなかったり、スーツでの外出もあったのでこの996が来てから使う機会がなかったのですが、昨日は体調もいくらか回復したので、気分転換がてら昼頃から東京の谷根千(谷中・根津・千駄木)まで足を延ばしてブラブラとしてみました。
昭和の匂いが色濃く残っているといわれるこの地域、実はまだ一度も行った事なかったんですよね(笑)直ぐ近くにある東京。いつでも行けるというのがあって行ってないところって意外と多いです。
スタートはJR山手線の日暮里駅。川崎からだと今まではそのまま京浜東北線でゆっくり行くか東海道線で東京(もしくは新橋)乗り換えだったんですが、上野東京ラインが開通してから東海道線で上野乗換えが出来るようになって少し便利になりましたね。
日暮里駅は北口の方に出てしまったので、南口のほうに移動。途中でスカイツリーが見えた。
日暮里駅南口。近くに超高層マンションは建ってるし。京成線の駅が高架になってこんなに綺麗になっている。未だに30年ぐらい前のイメージがあったのであまりの変貌振りに愕然。
とりあえず気を取り直して、反対側の谷中の方へ。
と、まぁこちらの方は打って変わってのんびりとした雰囲気。天気がよいのもあって多くの人が散歩に来ていました。
谷中霊園から見た空。このころ天気が今一つだったが、この日はまずまずの天気。
徳川慶喜公のお墓前。
墓地には野良猫が至るところに。人間慣れしていて人が居ても我関せずといった様子。
辺りは桜の季節も終わって、いよいよ新緑の季節がやってくるといった雰囲気。
この辺りは、木造の古い建物が多く残されてる。小学生に入るか入らないかの頃に暫く下町に住んでいたことがあるが、その時の雰囲気が今も色濃く残ってる。ちょっと懐かしい気分になる。
道路脇に掃除道具をぶら下げていたりとか昔は、どこでも見られた光景なんだけど最近はこういうのを見かけることがすくなくなったな。
歩いていると普通の民家というか玄関がお店になっていて、すぐその脇に畳の居間があって家族団らんの光景が見えたりするわけだけど、プライバシーやセキュリティーが重視される現代では考えられないような光景がここにはあるんですよね。昔はどこにでも見られた光景だけど、世の中物騒になってきたのもあるし、ライフスタイルの変化などで、ある種のおおらかさみたいなものが現代はだんだん失われていってるのだなと、ここに来て感じたことだった。
そんな事を考えながら路地を歩いていると、辿り着いたところが谷中銀座。
それにしてもスゴイ人、人、人。
どこからどう見ても普通の商店街なんだが、物凄い活況ぶり。今でこそイオンなどの大型店舗に流れてしまってどこもシャッター商店街と化しているけど、これも昭和の時代では普通に見られた光景なんだよねぇ。
商店街途中にある『やなか珈琲』谷中店で一服。
一軒テイクアウトのみのように見えるが5~6人ぐらい座れる椅子やベンチがある。ちょうど空いたので少し一休み。
そして谷中銀座を抜けてからは、左手に進み根津・上野駅の方へ向かっていく。
ちょっと歩いたところで、なんと懐かしい駄菓子屋が!
最近では、スーパーや商業施設の中にも駄菓子を置いてあるところはあるが、昔の駄菓子屋の雰囲気を感じるようなところというのは、ここ暫く見た記憶がない。まさにここは子供の頃に通っていた駄菓子屋の空気そのものだ。
この駄菓子が入ってる木のショーケース。懐かしい…。駄菓子の匂いが漂っている店の雰囲気を感じたのも何十年ぶりだろうか。子供の頃の記憶が一気に蘇って来た。
とりあえず店の雰囲気を味わえただけで、何も買わずに満足して出てきてしまったが、もう少し物色すればよかったなとちょっと後悔。
そして、あとはひたすら上野駅方面に向かってぶらぶら。至るところにある路地裏の雰囲気、いいよねぇ。
体調も少し下降線になってきたので、途中からは寄り道することなく鴎外荘の脇まで出てそこから動物園通りを上野方面へ向かって歩く。
そして、不忍池へ到着。
そして上野公園の入口について、本日の散歩はおしまい。
3時間半かけて約5kmほどの散歩。スニーカーのほうはヘンなアタリやズレもなくとても快適な散歩が楽しめた。スニーカーと言えども最初はヘンなアタリがあったりして絆創膏を貼るようなこともあるのだが、ニューバランスのスニーカーはどうやら相性がいいらしい。
上野からは上野東京ライン一本で川崎まで、ちょっとバテたのもあったので乗り換えなしで帰れるのはとてもありがたい。
さて、新たな足の相棒であるニューバランス996。イキナリの5kmウォークでも相性のいいところを見せたのだが、一つ問題も。
うーん、この色だとやはり汚れが付くと目立つ…(^^;;
ストリートではこれでいいのだが、写真などでちょっと足場の悪いところを歩くには直ぐに汚れたりしそうで勿体無いかなと。
これはストリート専用として、これとは別に汚れの目立ちにくい色の500シリーズも持っておいた方がいいなと思った。
いずれにしても、新しい靴を履くと気分も晴れやかになっていいですね。
改めて体調のいい時に、朝からゆっくりと谷根千エリアを散策しに来よう。