電子書籍を初代iPad miniからiPhone6に替えたら予想以上に快適だった!4つの理由
最近また電子書籍(Kindle)を使い始めてます。もちろん買ったばかりのiPhone6の方でです。
今までは初代iPad miniの方で使っていました。ちょうど今ぐらいの時期だったか、iPad miniでKindleを使ってみて電子書籍もなかなかいいじゃん!と思うようになって一時期は4冊に1冊の割合でKindleで読んでました。
ところがiPhone5sを使うようになってから、だんだんiPad miniを使わなくなってしまい、用途も電子書籍ぐらいしかなくなってしまったのですね。
外出する時もiPhoneとMacbook Airを基本セットで持ち歩いているので、敢えてiPad miniを持ち歩く必要も感じなくなって最近では机の同じ場所から動くことがなくなってました。(もちろんiOS8にもアップしていません)
もっぱらiPad miniを外に持ち出してもKindle開く為にわざわざカバンから出すようなこともしなくなったのでね。iPhone手元に持って触っているのでiPadも一緒に触りたいとは思わないわけです。そんな感じで本も最近は紙の本に戻ってしまいました。残念ながらiPhone5sの小さな画面で電子書籍を読みたいとは思わなかったので。
ただ電子書籍はもう使わなくもいいのかというとそういうわけではなく、タダでさえ荷物が多い身としては重くてかさ張る紙の本はそう何冊も持っていきたくないのです。実際持っていっても読まない日もあったりで、そんな日はただのウェイトトレーニングでしかないわけです。
そこへ行くと電子書籍は端末に入れば何冊でも重量は変わらないですしかさ張ることもない。金額も紙の本に比べるといくらか割安なので電子書籍化されているタイトルがあれば大いに活用したいというのは変わらないです。
ちょっと前置きが長くなりましたが、iPhone5sからiPhone6に変えるにあたって、画面が大きくなったiPhone6で電子書籍端末のみの用途となってしまったiPad miniから完全に置き換えられないものかと考えたわけです。
7.9インチのiPad miniに対して4.7インチのiPhone6ですから使い勝手がまったく同じ。と言うわけにはいかないでしょうが、最低限電子書籍として使ってストレスを感じなければ合格かな?というところで使ってみました。
結論から言うとiPhone6でもストレスを感じることなくKindleを使うことができてます。というよりむしろiPad miniより快適に使えてます!
画面の小さいiPhone6のが快適に使えるって!?そんなバカな!と思うかもしれませんがiPad miniで電子書籍を読んでいる時に比べて大きく4つの利点を感じました。
その感じた4つの利点を書いていきます。
ここでいう比較は初代iPad miniとの比較ですので2代目iPad miniとの比較ではまた違った印象になるだろうという事を御承知ください。
すぐに読むことができる
iPad miniのほうは大体カバンに入れているため、電子書籍を読もうとしたときはiPad miniをカバンから出さなくてはなりません。これは基本的に本をカバンから出すのと変わりません。
ところがiPhone6でなら、手元やポケットにあるのでいつでも取り出してKindleを立ち上げて読むことができます。
この手軽さはiPad miniでは到底できないことです。電車の中で座ったり立ったりしたときにカバンから取り出し、歩いている時は仕舞い、店などに入ったときにまた出して…これでは紙の本と変わらないです。
ふとした時にすぐに開いて読めると言うのはスマートフォンならでは便利なところだなと思います。
画面が見やすい
初代iPad miniの7.9inchの画面に比べるとiPhone6の4.7インチは当然の事ながら大分小さくなり、見づらくなることが予想されたのですが実際に見てみると違和感がないどころかむしろiPhone6のが見やすい印象すら感じます。
おそらくiPhone6に採用されているRetinaディスプレイのきめ細やかな美しさによるものでないかと思います。iPad miniに比べると画面が小さいiPhone6で活字を読んでいても目がそれほど疲れません。むしろ画面の粗い初代iPad miniの方のが長時間見ていて疲れてくるぐらいです。
画面を見ると一目瞭然。高解像度による滑らかな文字、発色の良さ、ちらつきの少なさなどiPhone6のRetinaディスプレイは初代iPad miniのディスプレイを全ての面で上回ってます。
ページめくりの反応が早い!
初代iPad miniのKindleを使っていて一番不満を感じていたのがページをめくった時の反応の悪さ。
フリックしてページをめくった時に、ほんのわずかなんですがタイムラグを感じてました。この微妙なタイムラグが意外ともどかしかったんですよね。
これは初代iPad miniのCPUが古いA5チップを使っているのでKindleを使うには少し性能が足りないせいなのだと思います。
対するiPhone6は最新のA8チップを使っているのもあって、ページめくりはタイムラグをほぼ感じることなくテンポよくめくることができます。本を読む上でこのテンポの良さというのは大事です。テンポよく読んでいるところで、流れを止めるような動きがあったばかりに集中力が途切れるほど勿体無いことはないですからね。
読むペースが驚異的に速くなった!
このiPhone6で読むようになってから、1冊読むペースが驚異的とも言っていいほど速くなりました。
大体ビジネス新書で200ページぐらいのものであれば速ければ1時間半ぐらいで読み終わります。今まではどんなに早くても3~4時間はかかってました。
上の二つの理由。画面が見やすい、ページめくりの反応が早いという理由も読むペースが速くなった一因にはなっていますが、一番大きな理由は…
『一画面の文字の量が少ないこと』
iPhone6は画面のサイズが小さいですから、iPad miniに比べると(ほぼ同じ)文字サイズ比でだいたいiPad miniの3分の2の文字しか表示ができません。
上がiPad mini、下がiPhone6。※iPhone6のほうは画像を少し拡大しているので文字サイズが大きく見えますが、実際はiPad miniより1ポイントぐらい小さいサイズに設定しています。
恐らく個人差はあるのかと思いますが、あまり頭の出来がよくない私には一つの見開きで文字が多かったり一気に情報量が目の前に入ってくると、思わずわっ!と思ってしまって頭に入っていかなかったり、何度も同じところを読み返したりと、読むペースがガクンと落ちることがあります。
特に頭が疲れてるなとか体調がイマイチだなと言う時はより顕著に現れます。
漫画でも一緒ですね。文字もコマも少ない漫画はサクサクと読めますが、逆の漫画はちょっと読むのメンドクサイなと思って途中で読むのやめたりサラりと流したりすることがありますが、活字ばかりの本も同じことで、目の前に入ってくる情報量が少ないほうが頭にも入りやすくテンポ良く読むことができます。
もちろん少なければ少ないだけよいというわけではなく、文字数や文字の大きさのバランスというのがあると思うので、私にとっては今のiPhone6の設定した文字サイズとそれに合わせた情報量がちょうどいい塩梅になっているようです。
iPad miniでも文字サイズを変えれば同じ情報量にすることはできますが、その分文字サイズも大きくなってしまい非常に読みづらいものになりました。
以前からもう少し本を読む速度を上げたいと思っていたので、これは予想もしていないところで大きなメリットとなりました。
まとめ
iPhone6でKindleを使おうと思ったときは、せいぜい今使っている初代iPad miniの代わりにして何とか読めればいいや!ぐらいにしか期待をしていなかったのですが、実際数冊読んでみて、予想以上に使えると思っただけではなく速読の効果もあったことは思いもかけなかったサプライズでありました。
基本的に余計なモノやあまり使わなくなったモノは持ちたくない性分なので、これでiPad miniもようやく手放すことができます。
iPhoneなどのスマートフォンの小さな画面で電子書籍を読むというのにまだまだ抵抗感がある人も多いと思いますし、私もその抵抗感を感じる一人でした。
しかし、こうして使ってみると思いがけない発見があったりするので、まだ一度も使われたことがない方も一度お試しになってみてはいかがでしょう。