iPhone6 カメラの画質はそれほど変わらない!? ~ iPhone5sカメラ比較レビュー(その2)
さて少し間が空いてしまいましたが、前回のAF機能の比較に続き、今度は画質の違いをiPhone6とiPhone5sで見ていこうと思います。
- AF(オートフォーカス)機能
- 画質
- 編集機能
- その他強化/追加された機能
3.についてはiOS8の機能であればiPhone6とiPhone5sとの違いは基本的にないと思われるので、比較からは外しました。
- 前回のエントリーはこちら。
iPhone6 カメラのAF機能が大幅に向上! ~ iPhone5sカメラ比較レビュー(その1) | 旅とTABIの記憶書
ハードウェアそのもののスペックはiPhone5sと同じ。800万画素のセンサーにf2.2の明るさのレンズ、レンズの焦点距離も同じ29mm相当(35mm換算)。AF機能が強化されたこと以外、変化したところはなさそうです。画質面は大きくは変わらないのではないかというのが予想ですがさてさて。
さて画質のほうを見ていきましょう。横並びにして左がiPhone6で撮った写真。右がiPhone5sで撮った写真を並べています。
一枚目は、室内で取った写真。
測光の微妙なズレによって明るさが変わってますが、見たところ多いな違いは感じられません。
もう一枚別アングルから撮った写真。こちらもほぼ同じような感じと見ていいでしょう。
次は夕暮れ時の写真。
こちらも違いらしきものは感じられなかったですが、近年のスマホカメラの画質の美しさにはただ驚くばかり。
コンパクトデジカメも明るいレンズや高倍率ズームを搭載したりして差別化を図ろうとしているが、そうでもしないとコンデジは生き残れないだろうなぁと。
次は、あまり天候の良い日がなかったのだが、日中に撮った写真。
HDRをオートにして撮影しているので、両方ともHDRが効いている画像になりました。iPhone6のほうが気持ちヌケのいい画像になってる気がします。
近くにあった花も撮ってみました。こちらも位置や距離感が少しずれて露出が変わってますが、バランス的には同じではないかと思います。
どの画像も、iPhoneの画面で見たときには、iPhone6の画面の大きさと液晶の美しさで見栄えがするのですが、PC上で確認する限りはっきりと違いは感じられません。
そしてこちらが夜に撮った写真。それほど変わらないと思ったiPhone6と5sですが、一番の違いを感じたところはこの夜の撮影かと。
何枚か撮ってみたのですが、まずISO感度がiPhone6のほうは1000に対してiPhone5sのほうは1250になりました。その関係もあるのか5sのほうがノイズが明らかに多く出ています。
ただ、iPhone6のほうはその分暗くなってしまいましたが全体的にシャープに写ってます。同じISO感度での撮影になってもノイズはiPhone6のが抑えられた画像になっている感じがします。
そしてもう一つ、画質そのものではありませんが、こういったシチュエーションでのAFの速さは比較にならない違いがありました。
さすがにiPhone6でもそのまま被写体に向けただけではうまく合焦してくれなかったので、手前の一番明るい街路灯のあたりをタッチしてフォーカスさせたら、一発で合焦してくれました。それに対して、iPhone5sのほうは画面をタッチしても3、4度やってようやく合焦してくれるといった感じ。タッチしてから合焦するまでの時間も軽く1秒以上かかるような感じでかなりフラストレーションが溜まりました。
まとめ
今回は画質面のほうを見てみましたが、基本的なハードウェアの違いがないことから予想通り画質面でのハッキリとした違いは感じられませんでした。
但し夜の撮影や暗い室内での撮影についてはAFの大幅な性能向上もあって、思い通りに撮影しやすくなったのは大きな違いですね。
高感度におけるノイズ処理やシャープさなども5sの時に比べて少し良くなっている感じがしますが、もうちょっと同じシチュエーションで試してみようと思います。(でももう5sの返却期限が…)