iPhone6 カメラのAF機能が大幅に向上! ~ iPhone5sカメラ比較レビュー(その1)
iPhone6を入手して早4日。最初は大きいなと思ったiPhone6も慣れとは恐ろしいもので、今ではiPhone5sの時と殆ど変わらない感覚で使ってます。
改めて5sの方を手にすると逆に画面が小さすぎて違和感が…(笑)まぁそれでも二つを持ち比べてみると5sの方が手に馴染む大きさと、iPhone6にはないカタマリ感というか質感の高さを感じて、改めて5sの素晴らしさも再認識。
こうしてiPhone5sとiPhone6が私の手元に『共存』しているの日もあと残りわずか。
その間、5sからの進化したところを比較したりしてるのですが、カメラ好き写真好きである私が気になるのがカメラ機能の進化。
ということで、カメラとそれに関連した機能について比較をしてみたことを少し書いていきたいと思います。
比較するポイントは次の通り。
- AF(オートフォーカス)機能
- 画質
- 編集機能
- その他強化/追加された機能
動画機能については、もともと私は5sのころから動画を撮るといった使い方をしていなく比較の基準を持ち合わせていないため、ここでは省かせていただきます(汗)
今回の比較はAF機能。
今回iPhone6/iPhone6 Plusのカメラ機能において大幅に進化を遂げた機能の一つと言えるでしょう。
Appleの公式発表で、このAF機能については新たに『Focus Pixels』とう名前のテクノロジーが搭載されています。
この『Focus Pixels』という名前がついていますが、どうやら実態は『像面位相差AF』と呼ばれるAF方式の名前をApple独自の表現に変えたもののようです。(笑)
この『像面位相差AF』という聞きなれない言葉。実はデジタルカメラの中では、デジタル一眼レフやミラーレス一眼の上位機種にしか採用されていない高機能なAF機能なのです。
このiPhoneを初めとするスマートフォンやコンパクトデジカメ、ミラーレス一眼の入門機や標準機は『コントラストAF』とうAF方式を採用しています。
技術的な詳しい話はここでは省略しますが、像面位相差AFに比べるとコストが抑えられる反面。明暗差のハッキリしないところや動くモノに弱いという特徴があります。(それでも毎年どんどん進歩しているので、余程の事がなければ気になるレベルではなくなってきましたが)さらに、iPhone5sまでのiPhoneや他のスマートフォーンを使っていてわかると思いますが、ピントが合う直前に前後にピントが動くような動きがハッキリと見てとれるのもコントラストAFの特徴です。
実際、iPhone5sのカメラ。被写体にもかなり寄れますしテーブルフォトやスナップを中心にかなり重宝していますが、ちょっとピントが合うのが遅いな…というのが数少ない不満だったのですね。
それが今回、Focus Pixelsを投入してどの程度変わったか楽しみにしてました。
結論からいうと、コレ素晴らしくAF機能が向上しています!
どの程度かというと、リリース前では5sに比べて約2倍向上などと言われていましたが、体感的にはもっと早い感じ。
シーンによってはAFの動きをまったく感じさせないくらい被写体に合わせたと同時にピントが合っている状態。これは合わせる度に必ずピントが前後するような動きをしていた5sとまったく違う動きです。
なかなか文字で書いてもどの程度か伝わりにくいものがあるのでちょっと動画を撮ってみました。(動画撮りなれてないので見づらくて申し訳ないですが…)
上がiPhone5sで下がiPhone6。
この動画を見てわかるとおり、5sは被写体に合わせる時に必ずといっていいほど、フォーカスが合う直前に前後する動きをして、合焦するまでもモッサリとした動き…1秒以上掛かっていることもありますからね。
対して6のほうは、合焦する直前の前後する動きも少なく、前後してもその速度がiPhone5に比べると明らかに速いです!しかも被写体に合わせた時には既に合焦していることも珍しくありません。これは以前ではなかった動きです。
自分の感覚としては、これでAFも以前のような速度的な不満は解消されたかなぁという感じです。
ちなみに被写体に寄れる限界距離は、iPhone5からは特に変わった感じではないく5~6cmぐらいと言ったところでしょうか。
次回は画質周りについて見ていきたいと思います。