花火撮影は事前の情報収集や準備が大切だと思った、隅田川花火撮影

花火撮影は事前の情報収集や準備が大切だと思った、隅田川花火撮影
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昨日、隅田川花火大会に行ってきました。

私、東京生まれの東京もしくはその近郊の育ちなのですが、実は隅田川花火大会を生で見たことが一度もありません(笑)。もしかしたら子供のころに連れてってもらったことがあるのかもしれませんが当時の記憶がまったくないので、行った事がないといっていいでしょう。

 

実は昨日も当日まで行くつもりはありませんでした。昼間に細々とした用事があったので、写真なんかも日曜日にしようかな?ぐらいに考えていたのです。そしたら午前中に友人Sさんから隅田川の花火撮りに行かないの?と連絡がきたのですね。Sさんは既に昼前から墨田公園に陣取っているとのことで、もし来るなら隣入れられるよ、とお誘いを頂きました。

 

昼の用事が少し時間がかかりそうだったのと、少し体調も思わしくなかったので行けたら行きますと返事をしたところで、まぁ花火撮影の練習をしておくのもいいかと思い、急遽準備して行くかはわからないけど思いバックパックと三脚担いで出掛けました。

 

もともと花火撮影は昨年にオリンパスの写真講座で撮っただけ。その時も1回目の事前講座に参加できず当日ぶっつけ本番で行って訳が分からずに撮影が終わってしまった苦い経験しかなく、今年は何としてもリベンジしたいと思っていたので…。

 

昼の用事が済んで遅い昼ごはんを済ませた時点で、今から浅草近辺に向かってもかなりの混雑が予想される。重い荷物と三脚があるので、体調面も含めてあまり満員電車には乗りたくなかったのと、Sさんのところまで辿り着けるか自信がないこと、それとSさんのいる墨田公園からだと目の前に花火は見えるのですが、どちらかというとスカイツリーや隅田川など周りの景色を入れた花火を撮りたいというのがあったので、少し離れた場所の汐入公園に行くことにしました。

汐入公園に決めたのは比較的人が少なめのスポットということと、川崎からだと品川乗換えで始発の常磐線で南千住まで殆ど乗り換えなしの座っていけるという理由です(笑)上野東京ライン万歳です。

 

比較的空いている場所と言われている汐入公園ですが、最寄り駅の南千住の駅から大勢の人人人!

公園の途中の道も花火を見に行く人だらけ…。駅前や途中の道の様子を撮る余裕までなかったのでその状況を上手く伝えられませんが、重たくかさ張るカメラバックや三脚を担いで歩いて何とか邪魔にならないかな?というぐらい。

現地の汐入公園に到着したのが6時少し前。

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殆どの場所が抑えされていて、なかなか三脚立てるスペースを見つけるのが大変。スカイツリーがリバーサイド墨田(上の写真のスカイツリーの横手前に見えるオフィスビル)と被らない位置で、何とか人一人分と三脚を置けそうなスペースが見つかったので確保。

 

三脚を立てて、カメラの設定を変えたりして何枚か撮ったが、普通に標準ズームで撮るには距離がありすぎ。スカイツリーの見える大きさを考えると広角側では花火がかなり小さく見えてしまいそう…。

24-80mm相当の標準レンズでフレーミングしてみたが望遠端でもちょっと遠い感じ。初めての場所で全く距離感を掴めていなかった…。

採りあえずはこのまま80mm相当にセットして、打ち上げ時間まで空や周りの様子を撮りながら待つ。そうこう言っているうちに最前列にも見る見るうちに人が…。

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そして7時過ぎに打ち上げ開始!適当に試し撮りをすると…アララ…花火が小さい。やはり80mm相当でも足りないようだ。

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仕方なく高倍率ズーム機に交換して再度調整。スカイツリーや橋をフレーム内に構成すると110mm相当がちょうどいい感じ。ただスカイツリーと花火がうち上がると思われる場所が両端に寄ってしまってかなり窮屈な構図。ちょっと自分のイメージしていた感じと違う構図になってしまった。

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さらに、当日あまり風が吹いておらずしかも風下…。上の写真の花火は比較的マシなほうだが、半分以上煙に隠れてしまって見える感じになってしまい、ちょっとお手上げ状態。

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さらに、難しいのが花火そのものの撮影。バルブ撮影(シャッターボタンを押している間だけシャッターが開く)で任意にシャッターの開け閉めをして撮影するのですが、これがシャッターを開くタイミングや開いている時間がまだまだ感覚が掴めず、中途半端な写り方をしたもの、露出オーバーなものを量産。

この辺は失敗しながら撮っているいちに少しずつ感覚が掴めてきましたが、やはり場数をこなして身体で覚えていくしかなさそうですね。なかなか教科書通りにはいきません。

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約1時間半の花火はあっという間。昨年のドタバタ花火撮影から1年、初めてマトモな形で花火撮影をすることができましたがいろいろと反省点の多い一日でした。

 

まず、具体的なイメージができていなかったこと。花火そのものを中心に撮りたいのか、今回のようにスカイツリーや川と一緒に撮るというのはいいのですが、具体的なイメージまでは出来てなかったので、花火がやたら小さくスカイツリーばかりが目立ってしまう構図に。スカイツリーと花火は両端によって横並びのようになっているので単調に見えるしバランスも良くない。何よりも自分が漠然と抱いていたイメージと違うなというのがありました。

 

そして、当日の風の向き。こればかりは当日になって見ないとわからないですが、風向きによって当日の撮影場所を変えられるようにいくつか撮影場所の候補を決めておいたほうがよいと思いました。

 

これらの事は、予め前日までに現地に行って撮影イメージを作っておくことが大事でしょうね。なかなか現地に行けない場合でもネット上で過去に開催した時の写真やブログなどで調べることはできますから。ただ隅田川のような非常に大勢の人が集ってエリアの広い会場は情報収集も大変ですが…。

大体のイメージが出来上がったとしても当日その場所が撮影可能なエリアなのか、実際は人が前に塞がってしまって見えなくなったりしないかなどは当日にならないと分からないところなので、出来るだけ早めに現地入りして、候補場所を確認するなど入念な準備が必要だなと思いました。

 

ふらりと出掛けて偶然の一瞬を捉えるスナップとは同じ写真でも対極なのが花火撮影でないかと思います。無計画で突発で撮りに行ってもガッカリして帰っていく確率は高いでしょう。同じ写真撮影でもまったく求められているモノが違うのが面白いなぁと。

 

撮影方法もしかりで、バルブ撮影なんて日常の被写体では殆ど使うことがない機能での撮影なので、正直戸惑うことも多いです。かといって花火撮影自体、1年の内に数えるほどの機会しかないですから(夏に集中してますしね)今の時期に集中して練習してレベルアップしておかないとなと思います。

夏の間の週末は花火大会会場巡りになりそうです(笑)

 

隅田川の花火。写真の方は今一つでしたが、花火そのものや会場の雰囲気はやっぱりイイですね!

時代は移り変わってスカイツリーを始め新しい建物が次々と建ってこの辺りも昔と随分雰囲気が変わったのだろうなと思いますが、それでも下町の町並みと花火は風情がありますね。

また来年以降も足を運ぶことになりそうです。

 

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