撮った写真がイマイチと感じるのは、伝えたいことが掘り下げられていないから

撮った写真がイマイチと感じるのは、伝えたいことが掘り下げられていないから
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撮ってみた写真見て、なんか違う…そう思うことってないですか?以前の私はしょっちゅうでした…あ、いや、実は今もなんですがね。

 

その光景を見て綺麗だな~とかオッ!!とか思って、カメラを構えてシャッターを切ったものの、実際に見てみると、んーーーーなんか目で見たものの感動が全く無い。それどころか何を撮りたかったのなぁと自分の撮った写真を見て考え込んでしまうこと多いんじゃないでしょうか?

 

そんなのを繰り返していると、だんだん写真が面白くなくなって部屋のどこかでくもの巣を張るようになる。私もフィルム時代はEOS5、デジタルではオリンパスのCAMEIDA C1400Lがそうでした。

 

何で撮った写真がイマイチなのか?それは自分の目で見て心を動かされた部分。それが何だったのか?というところを掘り下げずに何となくレンズを向けてシャッターを切っただけに過ぎないからだと思います。

 

例えば、海の砂浜に居たとしてそこで見て感動したものが何だったか?綺麗な夕陽の空だったのか?夕陽に反射してキラキラ輝く海だったのか?大きな波をものともせずに乗りこなすサーファーの雄姿なのか?夕陽や海を目の前に寄り添うように眺めているカップルなのか?(私にはもう縁の無い世界だけど)このように自分が心動かされた部分によって、同じ海という場所を撮るにもまったく違ったアプローチの写真になります。

その心動かされて伝えたいことが曖昧になると、ただ海と空と人が写っているだけの何の感動もないつまらない写真ができあがります。

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また、綺麗な写真、感動するような写真を撮ってみたくてカメラを買って使い方も覚えたものの、何を撮っていいかわからず何となくカメラを持ち歩いて、殆ど何も撮らなかった。という経験のある人も多いのではないでしょうか?私もかつてその一人でした。

 

周りをよく見渡すと、毎日歩いている見慣れた景色でもちょっとした発見、心を動かされるようなものというのは意外に多くあるものです。私も写真を本格的に始めるようになって毎日見慣れた景色の中にも空の色、雲の形、さまざまな色の草花。それこそ人知れずそっと道端で咲く小さな花まで、至るところに物語となりゆる被写体があるのだなというのが少しずつ分かってきました。

 

このように、心動かされたものを深く掘り下げたり、被写体のモチーフ(題材)となるものがいろいろと分かってくると、一気に写真の楽しさが広がっていくこと間違いなしです。

今回紹介する本『もっと撮りたくなる  写真の便利帳』は、こういった何を伝えるか?どのように伝えるか?またそれらのモチーフ探しの手助けに多いに役に立ってくれると思います。

巷に溢れているカメラの使い方やテクニック的なモノとは、まったく違った視点で書かれている本です。

テーマやモチーフ探しを主として書かれていますが、それを表現するための撮影テクニックの例まで初心者向けに分かりやすく書いてあります。テクニック的な事のサンプルはメインのテーマでないので多くは割かれていないですが、その辺を解説している書籍や雑誌は溢れてますから、自分にあったものを見つけてくるのがよいと思います。

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自分の撮った写真。今一つ何が撮りたかったのかぼやけていたり、何の感動もないなと思ったり。また、カメラを一日中持ち歩いたものの帰ってみたら2~3枚しか撮ってなかった。のように何を撮ったらよいかわからないまま、部屋の片隅行きになるのはまだ早いです。

今挙げたような事がちょっと自分でも感じるようなことがあって、もう少し写真の楽しさを広げていきたいなと思う方は、きっといいきっかけを掴める読み物でしょう。これオススメです!

 

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