銘菓 豆子郎 山口外郎から生まれた上品な和菓子 ~ 山口・萩の旅(その4)

銘菓 豆子郎 山口外郎から生まれた上品な和菓子 ~ 山口・萩の旅(その4)
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山口・萩の旅といいながら広島での話題が続き、なかなか山口県や萩の事が書けてないので(^^;;先にお土産にオススメのお菓子を紹介しようと思う。

実はこのお菓子(和菓子)、帰りの山口宇部空港の保安検査場前あるお土産物屋がひしめくエリアの一角でたまたま目に付いて、そこで試食させて貰ってあまりに美味かったので衝動買いしてしまったものだ。

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店構えといいお菓子の名前といい、周りのお土産物屋さんと一見して雰囲気が違っていかにも老舗の和菓子やといった佇まい。

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この和菓子屋の名前は『豆子郎』(とうしろう)。後で調べてわかったのだが、山口市内にある老舗の和菓子屋さんだ。

創業は昭和23年。なんとこの豆子郎を考案した創業者の田原美介さんは戦時中、満州鉄道のエンジニアで終戦してからの帰国後、技術を生かす仕事がなく、そこで故郷の山口外郎(ういろう)をもとに美味しいお菓子を作れないだろうかと研究を重ねて完成させたのが『豆子郎』だそうだ。

この辺の詳しいエピソードは『豆子郎』のホームページにも書いてあり、並々ならぬこだわりを持って作られたお菓子だという事が判って面白い。

山口銘菓 豆子郎


 

さてこの『豆子郎』。試食した時、最初は外郎のような食感だったが、外郎のようなボテッという食感ではなく瑞々しく上品な味。「これは美味しいかも」と思い、一番ちいさな5個入りの箱を買っていた。

外装はこんな感じ。消費期限は10日程度。もともと『豆子郎』はその日しかもたなかったものらしい。それをお客様からの要望に応えるように、元エンジニアの技術を生かして密封包装を考案したのだそうだ。今でこそごくごく当たり前の技術となったが、この当時では画期的な技術。今では普通に使われている密封包装フィルムも実は創業者の田原美介さんが考案したものと書かれています。

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5個入りはこんな感じでそれぞれ小さな箱の中に収められてます。

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そのままでも美味しいが、温めると柔らかくなると書かれている。

『豆子郎』のしおり。

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箱を開けると、小豆と抹茶が2本。密封包装されて入っている。

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封を取るとこんな感じ。ちなみに密封包装であるがマジックカットになっているので開けるのは容易である。

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こちらは小豆味。

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食感は先程も書いたが外郎よりやわらかくモチモチっとした食感。瑞々しさもあって外郎のようにボテッとした感じがまったくない。

お餅と外郎の中間近い食感で、外郎が苦手な人でもこれなら美味しく食べれると思う。

さらに電子レンジで15秒ぐらい温めて食べてみた。

見た目から柔らかくなっていて、実際持つと先っぽがクタっとなってしまう。

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温めるとさらにお餅に近い食感で、抹茶・小豆ともさらに風味が増してくる。

確かにそのままでも美味しいが、これは温めて食べてこそ本当の美味しさがわかると言える。

どちらの味も上品で美味しい和菓子でした。

 

この『豆子郎』以外にもホームページを見ると上品かつ美味しそうな和菓子が用意されてる。

山口市内にある本店は茶蔵庵(さくらあん)といって店舗だけでなく茶房、ギャラリー、庭園などの一大施設となっているようだ。

今回の旅では山口市内は立ち寄らなかったが、また再度訪れる時は是非とも行ってみたくなった。

元々あまり日持ちがしないため、すぐに配れる相手にしかお土産に出来ないものではあるが、山口のお土産の一つとしてオススメできる一品です!

 

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